プリントのようなカタログ

朝 イワシとキャベツの玄米パスタ

おやつ みたらし団子

夜 粗食、サラダ

夜食 栗蒸し羊羹

京都にはGR3xとGoProを持っていったがGR3xばかり使っていた。最近のインスタにその写真を載せているのでよかったら覗いてみて。

前にも書いたけどGR3の28ミリはiPhoneSEのカメラの画角と同じなので、よほど気合が入らないと持ち出さなくなる。でも気合が入るとGR3じゃなくてハッセルになるわけだ。しかし、GR3xが 40ミリになったことで、このカメラが手放せなくなった。画面構成の自由度が28ミリよりも格段に増えた。広角レンズはドラマチックだけど、同じような感じのものしか撮れない。それに比べて標準レンズは寄ったり引いたりと対象との距離を変えることができて楽しい。普段目にする普通のものが普通に撮れる。そこがいい。

量販店で配られているカタログは上田義彦が撮ったもので、プリントが2枚入っている。こんな形のカタログ、今まで見たことがない。かなりクオリティが高い。そして上田さんが撮っているのも家の中のもの。そしてネコを撮っている(笑) GR3xはやっぱりネコカメラだな。

 

<2006年10月11日の日記から>

仕事の流儀

先週NHKでやっていたテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀 心を動かす広告 命宿す写真 写真家・上田義彦」を録画で見た。事務所のパソコンに映して見たいたら、その前から動けなくなってしまっった。まばたきするのも惜しいくらいだ。彼の仕事への姿勢が美しかった。見終わった後、涙がこぼれた。

3年前に眼を悪くしてから、それまでの仕事のペースが一気に落ちた。それを眼のせいにして「今までまあまあ仕事もやったし、これからはそんなにがつがつしないでもポートレートの依頼を受けていればそこそこ食べていけそうだし、ワークショップも忙しいし、これでいいのかな」とどこかで思っていた。都合の悪いことは全部眼のせいにしていた気がする。それがこの番組を見て、仕事への姿勢をあらためようと決心した。いきなり仕事の内容が変わるわけではないが、やれることは全部やる。

僕は30歳の時、上田義彦の写真展を見て仕事へのスタンスを変えたのだった。その時も写真展を見終わって「自分のやっていることは写真じゃない」と思ったのを覚えている。それからは、写真がよくなると思えば、たとえ手間がかかろうともなんでもやることにした。あれから15年経って、もう一度カンフル剤を打たれた気分だ。

ちょっと嬉しいことがふたつ。

今年度の日経広告賞が発表され、僕が写真を撮った三井物産の新聞広告がコーポレートブランド部門最高優秀賞を取った。3年前にもらった広告賞は特別賞だったので進歩。

今週月曜日に発売になった『1日の始まりに開く本』は3日で増刷が決定した。異例の速さだ。初版は早くも売りきれ状態これも昨日「仕事の流儀」を見て心を入れ替えた効果か(笑)