おでんと日本酒

写真家上田義彦が東大の博物館収蔵物を撮影した写真展を学内で行っている。

特別展示「東京大学コレクション 写真家上田義彦マニエリスム博物誌」展

会期:11月3日(金)〜1月28日(日)10:00〜17:00 月休 12/26〜1/5休
会場:東京大学総合研究博物本館(東京大学本郷キャンパス
内容:広告写真界の第一人者である上田義彦さんが東京大学総合研究博物館の学術標本を撮影した。入館無料。

東大の一番端に博物館があった。東大の収蔵物は質、量ともに充実していて面白いものが多いと聞いている。

静かな館内に大型のインクジェットでプリントされた写真が展示されていた。

エイトバイテンのポジで撮影し、スキャナーで読み込んだものをインクジェットでプリントする。今、考えられる一番情報量を得られる方法だ。

マットな用紙は背景になっている黒バックを漆黒に変えている。エイトバイテンで撮影されているためピントの合う部分が浅く、それがリアリティになっている。実物より実物。それは一緒に展示されている被写体になった実物を見ると感じることができる。

係りの人に聞いたところ、撮影は博物館の中の60名ほどはいる講義室で行われ、大量のライト機材が持ち込まれたという。

上田義彦自身が撮影依頼を持ちかけて実現したプロジェクトだそうだ。

写真集も発売されているが、今回は展示のほうがよかった。

東大の中を歩くのは気持ちよかった。

四谷三丁目のニエプスに橋本達也写真展「貌(カオ)」を見に行く。
http://niepce-tokyo.com/schedule.html

橋本さんはワークショップの初期に参加してくれた。グループ展を経て昨年に続き2度目の個展になる。今回もポートレート。シノゴで撮影したものを小全紙にプリントしている。

上田義彦に続き大判写真。近頃すっかり遠ざかってたエボニーをひっぱり出してみようか。