本と映画

朝=トマトパスタ/夜=チョップスティックの豚チリ飯、スープ

事務所と主にプリントや機材置き場になっている部屋を、ここ数日かけて整理したらスッキリした。身軽になったとまではいかないが、スペースができた。余白が少ないと新しいものが入り込めないのかもしれない。ちょっと前まで、いろいろいっぱいいっぱいだった。空いたところには、物ではないものを入れることにした。

まずは勧められた本2冊、灰谷健次郎「兎の眼」と福原義春「文化資本の経営」。「兎の眼」は学生時代に読んだ記憶がある。冒頭の描写で思い出した。福原義春は資生堂の経営の他に、文化事業として東京都写真美術館の館長も勤めていた。写真史には、資生堂の形を作った福原信三が必ず出てくる。福原義春も写真を撮っていたそうだ。

それとNetflixの映画「フォードとフェラーリ」。フォードがルマン24時間耐久レースで戦うストーリー。個人の力が発揮されることで全体を引っ張っていけた時代。なんだか西洋的なロマン主義だなって思った。そこに憧れていたわけだけど。もう二度とやってこないんだろうな。それはともかく、前のめりになって見れるいい映画だった。次に見ようと思ってるのは、ジム・ジャームッシュの「パターソン」。映画好きのおすすめだからね。