銭湯に定食

朝 大根おろしうどん、半熟卵

おやつ 栗蒸し羊羹とコーヒー

夜 「フジ」でチキンソテー定食

庭の木は友人の植木屋さんがバッサリ切ってくれて、かなりさっぱりした。もう時期的に秋のはずなのに、相変わらず半袖。

月曜日だけど映画館には行けなかった。家で資料作り。 裏のアパートはすでに跡形もなく、なんと一戸建てができるんだそうだ。細いと思っていた通りまでの通路は鬱蒼とした草を刈り、コンクリートブロック塀を取った後にあらためて見ると、2メートルくらいあるみたい。

午後からは、僕が主宰する11月末のグループ展の相談をしに来た人と話をしたあと、近所の美容院へ髪を切りに行って帰ってきたら、すでに夕方。非常事態宣言が解除されたので、銭湯からの久々の「フジ」でチキンソテーにビール。コロナよ、頼むからこのまま落ち着いてくれ。今週もなんだかんだで予定が入って暗室に行けそうにない。今が一番プリントするのに最適な時期なのに。エイトバイテンのカラーも早く使い切ってフィルム現像に出して暗室でプリントしたいし。

11月末のグループ展が終了するまで気が抜けないが、それが終わると年末になるわけで1年があっという間。


<2013年10月12日の日記から>

スクワットは一日5セットが目標

水温が24度になった。モノクロフィルム現像堀内カラーに頼むようになって25年が経つが、毎年春と秋の液温24度の時期は自分でやるようにしている。手作業を忘れないようにするためだ。今回はいつも使っているJOBOの大型リールじゃなくて、フィルム巻き取りが半自動の小型プラスチックリールを使ってみることにした。小型リールは、明るいところだとスイスイ巻き取れるのだが、いざ全暗にして巻き取ろうとしたら思わぬ苦戦をしいられた。最初のスタート位置にうまくフィルムがかみ合わない。巻き取れたと思ったら滑り抜けてしまう。落ちつけ落ちつけと念じるも、全身から汗が吹き出してくる。しまいにはフィルムを床に落とし真っ暗の中、床に這いつくばってフィルムを手探りで探すはめになった。多分フィルムはホコリまみれなことだろう。プラスチックリールはあきらめて、手探りで見つけた金属リールを使うことにした。これは学生時代にさんざんやったから体が覚えている。とにかくボロボロになりながら、ようやく3本現像することができた。いつも使っているものをむやみに変えるとエライ目に遭う。

東京都写真美術館の須田一政や、銀座アルマーニでやっている70年代の9人の写真家展もよかったが(渡辺克己が最高)、目黒でやっているグループ展「TOKYO8x10写真展」が面白かった。毎年の恒例で5回目だそうだ。今年は昨年までの麻布から目黒美術館の市民ギャラリーに場所を変えて行われている。出展者はその名の通り8X10をはじめとする大型カメラを使って写真を撮っている。インプットは全員フィルムだが、アウトプットはゼラチンシルバー、プラチナ、サイアノ、ガムプリント、湿板、インクジェットと多種多様。中には擬似カラー写真まであって研究発表のようだ。手法が珍しいだけじゃないのがこの展示の面白いところ。プロのカメラマンやプリンターの田村さんなど経験豊富な人が多く参加している珍しいグループ展だ。

手法をこれだけ選べるというのは、写真をやっている者にとっては幸せな時代なんだと思う。