梅雨らしからぬ晴天

朝 鯖寿司

夜 寝かせ玄米、茄子とズッキーニと豚肉の炒めもの、蒟蒻のピリ辛煮、きゅうり、ゴーヤ、キャベツのおひたし和え

 

玄米を食べるようになったらみるみる体重が落ちて、ついに60.5kgになってしまった。これって20歳の頃と同じ体重。まあ筋肉量は全然違うが。

妻には「これ以上痩せるな!」と言われているけど、普通逆だろ。

 

金曜日は暗室の日と決めたので、午後に用があったけどその前に行ってきた。実際に現像とかプリントをしたわけではない。

その前にすることは掃除。これは自分の暗室を持っていた頃からそうで、大事なプリントの前はいつもアシスタントと一緒に暗室を拭き掃除していた。

アシスタントには「プリントうまくなりたければ掃除しろ」と言っていた。理由は上手いプリントをする人の暗室は例外なく綺麗だから。精神論じゃなくて経験論。

まずは上着を脱いで作業用のエプロンをつけると這いつくばって床を磨く。置かれているものを整理して床面積を広くする。そうすると作業効率が一気に上がるのだ。

引き伸ばし機も磨いて、いつでもプリントできる状態にする。

 

最近、元アシスタントのSこと、写真家の鈴木麻弓さんと仲良しで、午後からはふたりで写真展めぐりをした。彼女の解説のおかげで面白く見ることができた。

彼女は今母校の講師をしていて、学生相手に自作写真集を作る授業をしている。どうやら先生という職業が合っているみたいで、話を聞いていると面白そうな講義だ。

海外の情報にも詳しいし、教え方も丁寧だし、大学も良い人事したなあ。

40歳前後の、実際に制作をしている先生って、自分が学生の頃もかっこよく見えたものだ。

 

僕は大学講師ではないが、42歳でワークショップを始めた。人に教えることでどんどん考えが整理されていって、そのおかげで写真集を次々と出すことができた。

全てを知っている人が教えるんじゃなくて、教えながら走っている人の方が、教わっている側も面白いんじゃないかと思う。