壁とノイズとベトナム料理

朝=オクラと胡瓜と大葉の和物、納豆、サーモン焼き、玄米、卵の味噌汁/夜=高円寺「チョップスティック」のベトナム料理

事務所部屋の壁を塗る。これでしばらく続いた模様替えは全て完了。いい感じになった。2B Channnelのライブ配信で、ノイズが入る問題をなんとかしようといろいろ調べて試してみるが、解決策が見つからず。音量を下げればノイズは消えるが、そうなると「音が小さい」と言われてしまうし。かといってノイズキャンセルを入れると音が変になるし。Amazonでケーブルを1本注文。

20年前にアシスタントをしてもらっていた鈴木麻弓さんが母校の准教授に今年から就任したのでお祝い。いま何かとニュースで話題の日大芸術学部だ。林真理子さんが次期の日大理事長になることがほぼ決まっているみたいだ。林真理子さんは芸術学部文芸学科の出身。これで日大も何かと変わるだろうし、鈴木さんはいい時期に先生になったと思う。話を聞いていると、教えるのが向いてる。これは才能かもしれない。学生時代、作品制作を続けている先生のことを尊敬していた。彼女も新作を今年リリースしているから、学生にとっては話を聞くのが面白いだろう。

 


<2016年6月3日の日記から>

高円寺KYOYAでステーキ300グラム。もうちょっと食べたい。6月になったらすっかり季節が変わってしまって夏のようだが、これから梅雨入りなんだよな。パリではセーヌ川が氾濫してルーブルやオルセーが大変なことになっているらしいが大丈夫か? 7月は米沢とアルルで写真を展示するということになった。米沢は市民文化会館の新規オープンイベントで、アルルはフェスティバル中にY.P.Fのブースで。どちらもda.gasitaの写真を展示する。昨年の屋久島とパリフォトフォトドックでのYPFの展示はインクジェットだったが、今回は銀塩プリントを展示することになった。米沢でも同じサイズの銀塩プリントを展示する。なんだか不思議な感じだ。これが写真の面白いところで、一点ものの絵画だとありえない。写真は複製可能でそれぞれがオリジナルだという不思議な媒体だ。モナリザのオリジナルは1点のみだが、グルスキーのライン川は6点のオリジナルが存在する。ルーブルの持っているモナリザを手に入れることは実質上不可能だが、MOMAやテートモダンが所有するライン川は複数枚存在するため一般の人も所有するチャンスがある。写真プリントにおける複製可能という特質は、長らく市場ではネガティブに捉えられてきたが、近頃はむしろメリットとして捉えられているのが面白い。