シネレンズって一度使ってみたくなる

朝 大豆シリアルとヨーグルト

昼 ミニトマトと菜の花、そら豆のパスタ

夜 親子丼

夜食 チーズ、パン、ワイン、ジャガイモと豆の香辛料炒め

 

先日鈴木佑介さんに動画用のプロ機材を見せてもらった。アメリカ製の「RED」というカメラはハリウッド映画で使われるようなカメラで、本体だけで400万円もする。

でもそれはあくまでコアな部分だけで、ハンドルグリップが15万円、モニターが30万円、記録メディアが1テラで30万円もする。レンズもシネ用だから1本100万円コース。当然、露出もフォーカスもフルマニュアル。

REDの何がいいのかと聞いてみたら、まず色。アメリカ人が好むようなカラーシンクになっていて、そこが彼の好みに合った。ヨーロッパ調だとアリフレックスのカメラになるそうだ。

次に階調の豊富さ。16ビットRAWで記録でき、特にハイライト部の描写が素晴らしいので、ビューティなどのスキントーンが出しやすいそうだ。

でも一番の理由は彼曰く「なんて言ってもこれ、カッコいいでしょ」。確かに無駄のない合体ロボ的にフォルムは見ているだけで惚れ惚れする(笑)。

よく「機材じゃないんだ、何を撮るかだ」とは言われるが、カメラがカッコイイに越したことはない。

先日の公文さんのシネEOSといい、専用機はいいな。

 

公文さんにも、鈴木さんにも「もし今20歳代なら何をやる?」と聞いてみた。答えは「2Bchannel」でどうぞ。この質問、しばらくはインタビューの時に聞き続けてみようと思う。

僕自身はどうかと考えてみた。若さはあるがコネなし、ツテなし、金なし、技術なしだとしたら何をやるだろう。まずはその界隈のバイトだろうなぁ。年上の人と知り合うことが一番の近道で「どうやったらいいですか」って聞きまくり、教えもらったら、それをやって見せに行く。「ここをこうしたほうがいい」と言われたらそれに従ってもう一度逢いに行く。その時にその人が好きなお菓子とかお土産を必ず持っていく。

実際に若かった頃の僕はそんな如才ないこと、全く考えたこともなかったが、この歳になって、若者と接していてわかることがある。

要は年配者に「可愛がってもらう」ということだ。そこから紹介の形で次のステップに移る。いわゆる、自分にとって、メンターになる人をまず見つけ出すこと。その人が終生のメンターではなくて、一時的なメンター。次のメンターを探すための仮のメンター。

 

フリーランスは技術があるから仕事がくるわけじゃない。まずは仕事が発生する回りにいるかどうか。

でも最近はそれも古いのかもしれない。フリーランスの仕事は「もらうもの」から「作るもの」になってきたからだ。