朝 大豆シリアルとヨーグルト
昼 親子丼
夜 焼きそば、そら豆とカブのグリル
写真家の公文健太郎さんのインタビュー。彼は現在40歳。もっとも売れっ子のフォトグラファーだ。実は彼とは20年前に『アサヒカメラ』主催のワーキングで1年間一緒だった。
その時僕は目を悪くしたばかりで、仕事が激減し何かをしないとと思っていた。43歳の僕、そして22歳の公文さんはまだ学生だった。まさかこうやってインタビューする日がくるとは。
機材の話になって面白かったのは、彼はキヤノンEOSR5を使っているのに、レンズはわざわざマニュアルフォーカスのキヤノン製のシネレンズを愛用しているそうだ。公文さんはキヤノンのテレビCMを撮るくらい動画のプロでもあるわけだから、シネレンズはよく使うのだろうが、静止画にもわざわざマウント改造してEOS用にしている。
わけを聞くと「絞りを開けてもピントのあったところからなだらかにボケるし、きれいなフレアが出る。それにマニュアルフォーカスの方が集中しやすい」と言っていた。
これを聞いて俄然シネレンズが気になってしまった(笑)。ただ値段は1本100万円。個人で所有するものではなく、普通はレンタルするものらしい。それを彼は3本所有している。やるなあ。
公文さんは「結局レンズなんですよね」と言われて大きく頷く。やっぱりそうだよね。
一旦家に戻って機材を置いてから渋谷宮下パークビル3階にあるギャラリーに石川竜一写真展「いのちのうらがわ」を見に行く。
先日2BChannelで対談した渡邊浩行さんが、今もっとも注目している写真家で「是非見に行ってください」と言われていた。渡邊さんは今回の展示の石川さんのプリントも購入している。
https://bijutsutecho.com/exhibitions/7562
「プリントを買うのは楽しい」という動画をずっと編集していたものだから、もう見に行く前に「プリント欲しい」という気持ちになってしまっている。webのイメージ画像になっている雪の上の内臓の写真がとにかくきれいで、いままでの「きれい」という感覚が変わってしまう。
8x10インチくらいの大きさで6万円プラス税。いけないことはないということで購入。妻には内緒にしておくつもりだったが、家に帰ったら「誰のプリントを買ったのかな」となぜかバレていた。
仕事の連絡用に使っているFacebookのメッセンジャーのアカウントを妻に教えていたのをすっかり忘れていた。渡邊浩行さんとの「買っちゃったぜ、イエー」的なやりとりを全部見られてた。
僕にプライベートはない。