ストレスと過食で口内炎、なので野菜中心の食事

3日間ずっとホテルの撮影。外観から室内からロビーエントランスまで、それぞれのホテルの特徴となるところを撮っていく。使ったシノゴのフィルムの枚数は150枚をゆうに超えている。

六本木のグランドハイアット、フォーシーズンズ丸の内、ロイヤルパーク汐留と新装のホテルの特徴は、ガラス面を多用して採光をたっぷりとって、眺めを重視。インテリアは機能的で室内で仕事をすることを優先的に考えている。まるで高級マンションのショールームのようだ。仕事するには便利だがちょっと落ち着かない。

対してオークラ、ニューオータニ、高輪プリンスといった老舗ホテルは、ロビーに入ったときの印象が暗い。暗いと言うことは落ち着くと言うことにもつながるのだが、古臭さを感じてしまうのも事実。でもオークラのロビーの和風モダンな感じは捨てがたい。

東京で泊まってみたいホテルベスト1は、新宿パークハイアットできまり。エントランスからレストランまで特別感がいっぱい。この特別感が大事なのだ。

今まで泊まった事のあるホテルで一番高かったのは、バリ島ウブドゥの「アマンダリ」。バリ島の旅先で読んでいた吉本ばななの「マリカの永い夜/バリ夢日記」に刺激を受けて一夜だけの贅沢をしてみた。

予約なしの飛び込みだったが、スタンダードの値段でデラックスの部屋を用意してもらえた。4万8千円だったような気がする。カードで支払ったからあんまりおぼえていないのだ。たしか5万円は切っていた。

驚いたのは、スタッフ全員がゲストの名前を覚えていて、なにをするにもサインだとかわずらわしいことをしないで済むのだ。挨拶も「グッドモーニングMrワタナベ」と名前を呼んでくれる。それも庭を掃除しているスタッフがだ。

とにかくすべておいて特別感にあふれている。たとえば自分専用の運転手がついて、何処へでも無料で連れて行ってくれるのだ。有名な森に流れ込むプールに行けば、サッとタオルとミネラルウォーターが用意されリクライニングベッドを作ってくれる。いまでは値段が跳ね上がって8万円以上するというが是非もう一度泊まってみたい。

ホテルの話になったとき「アマンダリ」と話をすると確実にウケる。それを考えれば5万円の投資は安いもんだ。