一日中セッティング

朝=バゲット、サラダ、スープ、スクランブルエッグ/夜=フライドチキン、菊芋の炒め煮、豚汁

遅めの朝ごはんを食べてからすぐに部屋にこもって、収録用の機材のセッティング。昨日だいたい決まったのだが、微調整をしているうちに、いつの間にか全部やり直しになってしまった。座り位置、カメラの位置、ライトの位置、全部やり直し。妻に座ってもらってチェックして、実際に録画してバランスを見る。すると、気になる点が出てきて変更、チェック、変更を繰り返しているうちに夕方の5時になってしまった。他には何もしてない。なので日記でも書こうかと思った次第。こういうセッティングとか好きなんだろうな。以前はバイクに夢中で、サスやキャブレターの調整を一日中やっていたし、暗室作業はセッティングそのものだったし。

カメラはシグマfP LとFX30を2台、俯瞰用にZV1と計4台をスイッチャーで連動させようと思っていたけど、FX30の片方がなんだか不穏な動きをする。心配なのでα7Ⅳに切り替え。据え置きはシグマの方がいいような気がするので、来年は今使っているfpLの他にfpも使ってみようかな。このセッティングでうまく撮れれば来年の収録はグッと楽に、そしてクオリティも高くなるはず。海外の写真系Youtubeを見るとライティングが本当にうまい。部屋が広いのか、何かテクニックがあるのか。2BChannelも5年目を迎えるし、ちょっとは近づきたいものだ。

〈2021年12月26日の日記から〉  

おにぎりをストーブで焼きながら、森山大道のドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく未来はつねに懐かしい』を見る。劇場公開を見逃していたのだが、先日Netflixで配信されていることを教えてもらった。部屋のカーテンを引いてプロジェクターで鑑賞。あれこれエプソンの文句を言っていたが、画質はまったく不満がない。もう食堂に据え付けているから設定問題もクリア。いつもはYoutubeのミュージックビデオを流しっぱなしにしているのだが、家に遊びに来た人からも評判がいい。さて映画だが、80歳になる森山大道が街中をスナップする様子が満載でそれだけで嬉しい。時折ニコンのコンパクトカメラの背面液晶が写るのもいい。80歳になっても20歳の頃と同じ場所を取り続けている。「飽きませんかと聞かれるけど、まったく飽きないね」と言っている。話の大きな筋はブックデザイナーの町口覚さんが森山大道1968年発行の『にっぽん劇場写真帖』を復刻する工程が描かれている。冒頭の写真集用の紙の原木を切り出すシーンが印象的に描かれる。森山さんの映画であると同時に町口さんの映画にもなっている。「日本一の造本家」と言われる町口さんが、どのように写真集を作るかを垣間見ることができる。東京印書館のプリンティングディレクター高柳さんも出てきた。この間見た小林紀晴監督の「トオイと正人」も面白かったが、他の写真家のドキュメンタリーも見たくなる。というか撮りたくなる(笑)。短いのを1本撮ってみようかな。2B Channnelで出せるし。でも来年5月の冬青の写真展の準備というか撮影もあるし。こっちはかなり切羽詰まってきた。