八戸は美味しかった

朝=暗殺者のパスタ その3/夜=粗食、晩柑と山盛りサラダ

テレビ東京「美の巨人」ソールライター編に一瞬コメント出演します。多分10秒?くらいなのでお見逃しなく(笑)

7月22日(土)22:00~22:30  BSテレ東8月5日(土) 23:30~24:00

八戸は美味しかった。海鮮ものがうまいのはわかるが、フレンチまで美味しかったのだ。八戸に行った目的は2日間に渡るワークショップなのだが、金曜日から5泊もしてきたので、すっかり夏休み気分になってしまった。今回で4回目となる「八戸ワークショップ」、毎回、参加者を集めてくれる主催者には頭が下がる。僕は好きなことを話していればいいので、何のストレスもないけど、集める側はそうはいかない。いろいろなアイディアがあったとしても、たとえそれが素晴らしい企画であっても、人を集めるとうことは、本当に大変だと思う。それでも、今回は数日で定員に達したというから、主催者の熱意や意気込みに感謝しかない。

ここでのワークショップは、毎年企画を変えている。今年は特定の場所を各自2時間程度撮影し、それをお店で30枚プリントして集合。それを一人づつ大テーブルに並べて、誰のものかを明かさずみんなで見ていく。これは東京でもよくやっている企画なのだが、本当に面白い。上手いとか下手とか関係なく「この人はいったい何を見ているのか」の話をしてもらう、というか、そうなる。

そしてもう一つは、モノクロームワークショップ。何だがいま、モノクロブームのようで、ペンタックスからもモノクロ専用機K3モノクロームが発売されて話題になった。気になっていたけど、一眼レフ機のためレンズがペンタックスマウントのものしか使えない。M型ライカレンズをアダプターを介して使うことができない。僕はペンタックスユーザーではないためレンズ資産がない。それでも使ってみたくてリコーの方にお願いして八戸のワークショプの期間だけ、デモ機を貸してもらった。詳しくは再来週の「2BChannel」ライブで話すけど、写真自体はインスタに載せておくので気になる方はそちらへ。

データの滑らかさはさすが専用機。諧調表現がすごい。ハイライトもシャドーも粘る。グラデーション表現が好きな人にはたまらない。せっかくモノクロ専用機なのだがら外装だけも一新して簡素化すればよかったのに。モノクロ専用機に細かい設定なんていらない。RAWデータの記録だけでいい。動画もいらない。ライブビューもなしでいいんじゃないか。露出モードはマニュアルと絞り優先だけ。何ならライカのDのように背面液晶もなし。そして絞りリングのついた諧調表現に特化したモノクロ専用レンズ。もっとも、金型ひとつで大きなお金がかかるというから難しいんだろうけど。今のカメラに求められているのは機能じゃなくて高揚感。上がるカメラじゃないとね。肝心のワークショップは、小雨と曇り空で絶好のモノクロ日和とあって楽しかった。参加してくれた皆さんありがとうございました。来年の企画をすでに練っています(笑)