T3フォトのマーケットに「2B」ブースあり

朝=餅入り肉うどん/夜=枝豆のダシ、タコとカリフラワーのスパイス炒め、豚しゃぶ、その他諸々

10日(月)にルデコの搬入なので、ちょっと慌ただしい。相談者がやってきてモノクロバライタのプリントを見せてもらう。ひさしぶりに触れる印画紙の感触。あの独特の厚みというか質感。

その後に「2B Channel」新企画に出てもらう学生ふたりと会う。話していると、なんだか自分の若い頃が恥ずかしくなる。11月から企画を始めることになった。まずはカメラを買いに行くところから、興味が続いてくれれば展示や印刷物にするまでやってみたい。今まで2B &Hでやってきたことを動画にするのが狙いだ。

夜は、ここ数年八戸でのワークショップを一緒にやってもらっている本田夫妻と僕の家で会食。やっぱり八戸は美味しいという話ばかりになる。9日(日)は、京橋駅で行われるT3フォトのマーケットに参加する。本田さんたちは出店し、僕はお昼過ぎに顔を出す予定。ライブ配信のネタのために本を物色するつもり。

 

<2021年10月9日の日記より>
ファンキーとリアリスム。2BChannnelではお馴染みの渡邊浩行さんが勧めてくれた「ヒロ田中」の展示を原宿まで見に行った。Webで見ていたものより格段に面白い。本人もファンキー。今回の展示作品が入っている写真集はイタリアから出ていて、なんとアルルフォトフェスティバルのダミーブックアワード受賞作品だった。話を聞いていると「わらしべ長者」そのもので、拾ったレシートが元でアルルでの受賞、そして現在の活動に繋がっている。あまりに面白くて思わず2BChannneldeへの出演を依頼。さすが渡邊浩行さん、面白い人知ってるわ。原宿から銀座の永井画廊へ。オーナーの永井龍之介さんには昨年12月、2BChannelに出ていただいた。永井さんといえば「なんでも鑑定団」で長年鑑定士を務めていた美術界のビッグネーム。今日は、現在永井画廊で開催中の高木公史展「バロック」の対談相手に指名していただいた。残念ながら作家の高木さんはドイツ在住のためお会いできなかったので、永井さんとふたりで、高木作品を考察していくということになった。高木さんの絵画は写真をベースに描く「フォトリアリスム」で、ゲルハルト・リヒターの影響がある。描かれているものは写真より写真を感じる。そこで、写真をやっている者としての僕の目を通して、高木さんの作品について話した。タイトルの「ゴシック」にも意味合いが深く、全ての行為が重曹的。高木さんがドイツで現代アーティストと位置付けられているのはそのせいだ。この対談は「永井画廊塾」というYouTubeチャンネルで配信されることになっている。ぜひ、視聴してください。対談後、永井さんと銀座「ライオン」で1時間ほどビールを飲んだ。お店は満員で「銀座に灯りが戻った」と永井さんが言っていた。

<2003年10月9日の日記から>

今日は、「みのもんた」の日。2ヶ月に一度やってくる。いつも時間はないが撮影カットは多い。今日も7ページ分6カットを撮るのに20分しかない。テレビの収録後、セットを片付けずそのままにしてもらって撮影する予定。リハーサル時にセット内容の確認をして本番終了を待つ。打ち合わせをかねて、外で昼ごはんにするが食べた気がしない。緊張しているわけではないが、呼吸が浅くなっている。なんか重苦しい。終了20分前にスタジオ前に入り、ライトの準備。ストロボは面倒なのでRIFAライトというハロゲンライトを2灯。お客がはけると同時にスタジオ入り。まずはメインカットとなるカメラクレーンに乗ったみのさんの撮影。ハッセルに80ミリをつけてカラーネガとモノクロネガの両方を撮る。今回の撮影は、カラーグラビアであえてモノクロという設定だが、念のためカラーでも撮っておく。続いてスタジオ内で場所を変えて次々に撮影。ポラを見ている時間がもったいないので即本番。2台のハッセルとマミヤ6とD60をとっかえひっかえ使う。アシTが次々とフィルムを詰め替える。スタジオに入ってからきっかり30分で終了。撮影は正味20分。昨日の撮影の納品をすませ暗室に戻る。D60で撮った分をモノクロで出力してみる。これがきれいなんだな。なんか自分の首を絞めているような気になる。アナログモノクロプリントは、仕事上ではいらないのじゃないか。そんな気持ちにさせる仕上がりだ。明日はフィルムからのプリントをする。やっぱりアナログはいい! ということになるのだろうか。