プリンス・ジャスィ

朝=肉あんかけうどん、鯖寿司ひと口/夜=胡瓜とトウモロコシとミョウガの和物、新玉ネギバーグ、人参1本炊き込みご飯、キノコの味噌汁

2B Channnelライブで京都グラフィーの総括。振り返ると今回はプリンス・ジャスィだったなあ。ガーナのアーティストでカメラとかパソコンが買えないからiPhoneで撮って、アプリで加工しているらしいのだが、それが衝撃的にかっこいい。ピンクの空に緑の海なんて絶対に想像つかない。写真を見て初めて「空はピンクでもよかったんだ」と気がついた。

ジャスィは共感覚の持ち主で、外からの刺激が別の器官にも影響する体質なんだそうだ。実は僕の娘も音を聞くと色が出てくるらしくて、小さい頃はピアノの音符に色をつけていたことがある。ジャスィがどのような共感覚であるかは語られていなかったが、彼の発想に大きく影響しているとテキストにあった。雑誌で紹介されていたら、スルーしていたかもしれない。生で見られて本当によかった。京都から帰ってきたら、机の上に送られてきた本が何冊も積まれていた。ライブで紹介したい本ばかりなので、しばらくはネタに困らない。ようやく配信のスタイルができてきた。

 

<2011年4月21日の日記から>

占いってあんまり好きじゃない。おみくじは20年以上引いてない。でも星の巡りっていうとなんだかありそうな気がしてくる。守護霊って言葉は中学生の頃ツノダジロウの「うしろの百太郎」で覚えた。近頃、「前世」って言葉が流行っている。美輪さんが言い出してから、なんだか市民権を得た気がする。ほかの人が言うと「胡散臭い」なのに美輪さんが言うと「そうかもしれない」ってなるのが面白い。妻が「前世見てくれる人がいるって。見てもらおうよ」と言ってきた。妻の友人が紹介してくれるそうで(僕も妻も連絡先を知りません)、その筋では有名なんだそうだ。そういうのって… 嫌いじゃない。見てもらう場所は駅前のスタバ。隣の人に丸聞こえ。びっくりしただろうな、結構すごいこと言ってたから。その人が見えるのは守護霊と、ついている近親者。それと前世で経験したイメージが映像で見えるんだそうだ。
で、僕の守護霊は正座した日本の武士と、浅黒い色のアジア人で、周りに本をうず高く積んでいる人らしい。性格は、「一人じゃいやだけど、つるむのは嫌いで、人と同じことをするのは大嫌い。会社勤めはまったく向いていない」そうだ。3年間勤めたといったら「それはすごい」って言われた。カメラマンだって言ったら、今の仕事は合っているんだそうだ。「文章書くといい」「人に教えるのが向いている」とも。

実をいえば、会う前は半分「???」という部分もあって、自分の情報はほとんど伝えてなかった。でも流石にその辺は当ててきた。本当は全部自分のことを晒すともっとわかるらしい。なぜ自分があちこち行きたがるかは僕の母の父親のせいだとか。『旅するカメラ3』に書いたスーパーイコンタの持ち主の祖父だ。若くして満州で亡くなった祖父が、もっといろいろなところに行きたくて、僕に指令を出しているんだそうだ。これには納得(笑)。過去のことはわかっても未来のことはわからないはず。だから「将来どうしたらいいですか」といった質問はしなかった。そもそも聞きたいことがなかったというのもある。僕のことに関しては、何も驚くべき事実というのは出てこなかった。視てもらった結果は、一言で言うと「このままでいい」とありがたいような面白くないような結果。その後に視てもらった妻の前世には、何やら悲しい出来事が。非常にドラマチックな話に聞き入ってしまう。それが原因なのか、確かに思い当たる節はある(笑)「魂に傷を持つ女」というのが今の妻のお気に入りのキャッチフレーズだ。