今日ようやく、先週撮った写真をプリントすることができた。
ローライで撮ったフィルムは6本。ネガを見ると手ごたえを感じるカットがいくつかある。
フィルムはトライX。それをエクストールを1:1の希釈で現像している。液温は22度。時間は6分半。見た目にはちょうど良いネガができた。
ベタで見当をつけ、RCではなくそのまま六つ切りのバライタでプリントする。今回のシリーズの印画紙はアグファのデッドストックを使うことに決めていた。
プリントをする前にお約束の引き伸ばし機の大掃除から始める。フォコマート2cにしてからネガキャリアにつくゴミの問題が出てきた。
静電気除去装置など色々試したが、結局はプリント前に掃除機を使い全てのホコリを吸い取ってしまうのが一番だと分かった。そのため1枚目を焼くのに1時間以上準備が必要になる。
全ての準備を整えてプリント開始。アグファを焼く場合には液温を24度にすると黒が締まると聞いたので恒温機を使い温度を一定にする。
フィルターは使わずストレートで焼いてみる、最初の設定作りに手間取ったが手ごたえはある。トライXの良さを感じるカットが焼けたような気がする。
薄く積もった雪の感じがきれいだ。6時間かけて8カット焼けた。
7月の個展に向けてようやく方向性が出てきた。昨年あれほどモノクロが焼けなくて苦労していたのが嘘のようにプリントが楽しく思える。
外は雪が降って寒そうだが、暖かい暗室で気持ちよくプリントできた一日になった。