撮影で東武ワールドスクエアへ。電車じゃ不便だから車で行くつもりで準備していた。妻に運転してもらって温泉でも入って帰ろうか、なんて思っていた。
この頃車を動かしていないから「もしかしたら動かないかもね」と冗談で言っていたら、朝、本当に動かない。セルスターターが空回りしてエンジンに火がはいらないのだ。
急きょ電車で現地に向かうことに。電車の時間に間に合うように時間を考えていたので問題はなかったが驚いた。国産車で故障があるとはね。
後でディーラーに来てもらい見てもらったら結局バッテリー切れが原因だった。長年使い続けて、その上しばらく使わなかったせい。故障でなくてよかった。バッテリー代として2万円ほどかかった。
電車を使って鬼怒川温泉まで行ったものの降り出した雨のせいで撮影は中止。日を改めることにした。帰りの特急スペーシアで駅弁を食べて帰る。
先日の取材で対応してくれた広報の男性が驚いたことに高校時代の同級生だった。僕は全然気がつかなかったのだが、彼は名刺交換の時に名前を見て「もしや」と思ったそうだ。
撮影中は確信が持てなかったが、その後僕のサイトのプロフィールにあった米沢出身で確証を得たと電話をくれた。「ほら、あの頃からいっつも写真撮ってたからカメラマンになったんじゃないかと思ってたんだ」
田舎の高校の同級生と東京で、しかも仕事で合う確率などゼロに等しいと思うのだが、実はこれで3回目なのだ。
東京の大学に進学しても、ほとんどが田舎に帰る中で東京に残る選択をした数少ない「生き残り」のような連帯感を感じてしまう。