梅干と味噌とミョウガを刻んで合わせてみた。

家には結婚したときに妻の実家から持ってきた火鉢が、和室のコタツの横にデンと据えてある。

ここで冬の間、お餅を焼いたり、焼きおにぎり作ったり。鉄瓶でお湯沸かすとお湯がやわらかくなるのがわかる。

スルメなんか焼いて日本酒飲むと、冬も悪くないな、なんて思う。

が、部屋の中に吊るしてあった洋服がスルメ臭くなって怒られた。この年でスルメ臭い服を着るのは何かと問題がある。

今日は先週撮ってきた青森のベタを作ってワークプリントをつくった。もちろん、ワークプリント用の印画紙はベルげールの半光沢紙バライタ。贅沢である。

11本のネガから20カットちょっとをプリント。他にも東京で撮ったものも10カットほどプリント。

乾燥のために並べたプリントを見ると全体的に重い。プリントの濃度が濃いというより元から濃いのだ。雲が何層にもミルフィーユのように折り重なっていてる。何もしなくても雲が焼きこんだように濃くなる。

前々回、津軽で撮ったプリントとはまったく違う。どっちが好きかと言えば断然下北半島だ。

最後にイルフォードのウォームトーンとアグファで焼き比べてみた。乾燥後の結果で本番プリントをどうするか決めることにする。

アグファはもう生産中止品だが、ほぼ同じものがアドックスという名前で出ていて、海外通販で買うことができる。アグファは焼きなれているがフォードは手に入りやすいメリットがある。

銀の高騰によって印画紙の値段が上がってくるらしい。そろそろ押さえておかないとな。