ワークショップ28期、英語レジュメ4期募集中

昨日今日とせっせとプリント。大四つ切りに伸ばしたらフィルム現像の巻き込み時についたと思しきスクラッチがいくつかのネガについていた。

焼きこんでごまこうそうとも考えたが、「そのカットは縁がなかった」とあきらめることにする。

マサチューセッツのグリフィンフォトミュージアムに納品するためのプリントも一緒に焼く。こちらは以前のネガで焼きなれているのでさほど苦労しなくてもこれまでの設定で問題無し。

ネガに傷はつくわコントラストは定まらないわ、自家現像は慣れるまで大変。

昨日はギャラリーコスモスで始まった「局紙」を使ったグループ展のパーティに行くつもりだったのに気がついたら7時をとっくに回っていて断念。局紙にバリエーションができたのでそのプロモーションイベントのようだ。知っている顔も多いのでパーティで出展者に直接使い勝手を聞いてみたかったのだが。http://www.gallerycosmos.com/index.html

局紙は気に入っているインクジェットペーパーのひとつだ。昨年パリフォトに作品を局紙にプリントして持っていったら、そのテクスチャーがうけた。

ファインアート用のインクジェットペーパーというとマット系が多くハイライトの冴えがないのだが、局紙はガラス繊維のおかげで美しいハイライトが出せる。だからモノクロプリント用に使うと面白い。

局紙の新しいメタル用紙は、先月雑誌エクスクァイアのデジタル写真大賞を受賞した保坂昇寿の写真展で見た。http://www.hosakanorihisa.com/

まるでモニターのバックライトの透過光で見たような印象を受ける。彼のアニメの背景のような近未来的風景の写真にあっていた。

印画紙と違い、インクジェットペーパーはどんどん新製品が出てくる。ちなみに今プリントしている印画紙は2年前に倒産したアグファの印画紙だ。残してあった在庫をチビチビと使っている日々だ。