牛肉と豆腐のキムチ煮。もやし炒め。ワカメのサラダ。

実に一年ぶりくらいにフォコマート2cでプリント。昨年の『da.gasita』の展示の時はラッキーのカラーヘッド伸ばし機を使ってプリントしていた。

10時に暗室に入る。室温20.5度。

現像液の準備をし、掃除機で伸ばし機のホコリを吸い取り、ガラスのネガキャリアを掃除して、ネガをセットするまでで1時間。テストプリントでゴミの付着箇所を確かめてネガからそれを取り除くのに30分。11時半にようやっと小半切にプリントする準備が整う。

今回は長年の懸案だった南の島の写真のポートフォリオ用プリント。他にも注文が来ているものもあるので今週中に焼いてしまおうと思っている。

南の島シリーズの中で一番焼きづらい1枚から始める。これだ。http://www.satorw.com/gaf/ga04.html

期限切れのベルゲールでまずは焼き始める。このカットは焼きこみと覆い焼きが複雑で、14回の焼きこみを必要としている。手順は分かっているが、バランスが面倒。

焼き込みはすべて手で行っている。宙に手を浮かし、後ろから見るとおまじないのような格好の動きになる。手を浮かし続けているうちに徐々に腕の付け根が痛くなってくる。

それでも我慢して焼きこみを続ける。濃度を合わせてから3カット目に早くも手ごたえがあった。5枚プリントしたところで既に2時。水洗時間を利用して食事に出る。

水洗から引き上げ明るいところで見ると2枚はOKが出せそう。その後、数枚同じものをプリントした後、以前購入していた未開封の印画紙に変更。

ところがこれがまったくといっていいほどコントラストがない、同じ銘柄なのに全然別物。次に先週買った新型ベルゲールを試してみるが今度は感度も違う。

最初に焼いたものと並べてみると、紙の厚みと光沢感が全然違う。古いもののほうが圧倒的にいい。名前は同じだが内容に大きな隔たりがある。

その後他の印画紙をストックの中から色々試すが、最初の印画紙が一番良かった。ストックの中にはカブリが多くて使えないものも出てきた。3箱70枚以上を廃棄。もったいないが使い道がない。

結局テストをしただけに終わり、印画紙探しを余儀なくされることになった。

安定供給されていることが条件だとすると。やっぱり入るフォードのウォームトーンしかないのかな。