あっとびっくり1週間で2キロ増

ギリシャで撮ったEOS5Dのファイルをパソコンで開いてびっくり。CCDがゴミだらけ!

絞り込んだ青い空なんて糸くず状のゴミがウニャウニャと漂っている。修正は簡単だけど手間はかかる。やっぱりデジカメはゴミ取り機能は必須だね。イタリアに持っていったオリンパスE-3の時はまったくゴミがついていなかった。

菅原一剛写真展が東京駅丸ビルでやっていたので仕事帰りに見に行った。バングラディシュサイクロンの被災地を撮影しているのにかかわらず美しさを感じる。まるで宗教画を見ているようだ。久々に痺れた。http://www.jrc.or.jp/sundleghona/index.html

横幅1メートル50センチほどに大伸ばしされているのに細部まで情報がぎっしり詰まっている。それが厚みとなって奥行き感を出している。ニコンD3で撮られていると聞いた。

菅原さんはとても好きな写真家の一人で、ずっと気になっている存在だ。湿板写真からデジタルまで、作品作りからコマーシャルまでなんでもこなせて、すべてにおいてクオリティが高い。たしか年齢は僕のひとつ上だったはず。

帰国してか毎日慌ただしい。9月23日から28日まで恒例となっているワークショップのグループ展が始まる。2階3階を修了展、5階が企画展、6階が浜畠かのう個展となる。

僕も5階の企画展「VIVITAR展」に出す予定。VIVITARとはトイカメラのひとつで22ミリの超広角レンズがついているコンパクトカメラ。絞りとシャッタースピードと距離も固定されている。「写るんです」にワイドレンズをつけたような代物だ。なんの小細工もできない。ただ被写体に向かって押すだけ。

最初は面白がって撮っていたものの、さすがに飽きてきてずっと使っていなかった。

会期が近付き出せる作品がないことに気が付き焦ってきた。そこで起死回生でギリシャに持っていったのはいいのだが、VIVITARを取り出して撮影する暇など微塵もないスケジュール。

唯一明け方に散歩した時のカットが頼りだ。その現像が今日仕上がった。ネガからCDに焼かれた画像を確認すると… そこにはエーゲ海の奇跡が(笑)