餃子鍋。〆は中華麺。

グループ展も終わり、昨年までの忙しさがうそのように2月はぼんやりしている。アシFはやることがないので有給休暇中。

アシFが観て面白かったといっていた映画『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』を見に行った。
http://annie.gyao.jp/

死の直前に撮られたジョンレノンとオノヨーコの抱き合った写真で有名だが、どんな人なのか今まで知らなかった。

以前ウーピーゴールドバーグのミルク風呂に入った写真で衝撃を受けて、写真集や写真展は見ていたのだが、被写体の著名さに比べアニーの実像は今までよく分からなかった。

映画は、今まで見た写真家のドキュメンタリーの中でも第一級の作品だった。撮影シーンも満載で興味深い。マミヤRZ67とライカM6とハッセル645、キヤノンEOSを主に使っていた。

人物写真を撮るものは、いったいこれは自分の写真なのか被写体の写真なのか悩むものだ。でもアニーの場合は写されている被写体が口を揃えて「これはアニーの作品だ」と言っている。

数々のセレブリティを撮っているアニーの原点が家族の記念写真だということが面白かった。子供を撮ったプライベートな写真がとってもいい。

その足でギャラリー冬青に。29日で終了する萩原義弘 写真展「 SNOWY」をもう一度見ておきたかった。

ちょうど作者もいて挨拶をすることができた。萩原さんは大学の1年下で共通の知り合いも多いのだが、言葉を交わすのは初めてだった。彼は大学時代から有名で、その頃から炭鉱の写真を撮っていた。

6月に冬青で写真展を行うベルギーで活動している写真家IMOTOさんも打ち合わせに冬青に来ていて、ヨーロッパの話を聞くことができた。

血中写真濃度が高くなったところで中野フジヤカメラへ。あやうくフジGSW690を買いそうになった。寸前のところで思い留まりコマフォト、ファットフォト、フォトグラフィカ3冊を買って帰る。

江古田行きのバスに揺られながら、次の展示のためには何を撮ろうかずっと考えていた。