カラープリント自動現像機CP51の調子が突然おかしくなった。何度現像液を変えても定着液が混入したようなムラが出る。
1回の交換には6リットルの新液と、かなりの労働力を必要とする。アシスタントがいない現在、暗室のメンテナンスも全部自分でやらなければならないのだ。
3回目の液を取り替えたところでようやく原因を突き止めることができた。単純で怒る気にもならないささいなミスだった。
ようやく安定したので「VIVITAR展」用のプリントを始める。町のDPEショップに頼んだせいでネガには盛大にゴミ、傷、ムラが出ていた。
早く見たいと思ったのが失敗だった。一番気に入ったカットには現像時についたゴミが影響していて糸くずのような黒い傷がついていた。
パソコンなら修正もできるがカラープリントだとそれは無理。ゴミがついたプリントを出すわけにもいかないのであきらめる。
でももう一枚も中々のもんだ(笑)計2枚で展示することにした。さっそく16×20インチのマットと額にいれて完成。
エーゲ海の奇跡は9月23日から28日まで渋谷ルデコ5Fで見ることができます。