毎回毎回、あっというまの1週間が過ぎた。ワークショップ2Bグループ展終了。たくさんのかたに来ていただきました。ありがとうございます。
ただ2階3階5階6階合わせて40名の出展者のため、土日は混雑し、またパーティ準備等でせっかく見に来ていただいたのに人が溢れ肝心の写真が見づらくなってしまうことが出てきてしまいました。
ちょっとづつでも次の展示は前よりよくしたいと思っています。できるだけ長く続けるつもりです。ですから懲りずにまた見に来てください。前回より今回がよかったと思ってもらえるようにしていきます。
今回自分も『VIVITAR展』に参加してみてひとつだけ気がついたことがある。
当初参加者は面白い写りのするカメラを使って、今までの自分の写真にない新しい表現ができるのではないかという興味から計画が始まった。
たしかにWEB上にはVIVITARならではのゴーストやフレアーを使った作品がたくさん出ている。
実際撮ってみると虹のシャワーのように出るフレアーは光そのものの写しているような気にさせる。
ところが使っているうちに次第にその表現に飽きてくる。そうなると結局最後はいつも撮っている被写体と同じようなものを撮ってしまうことになる。
普段それぞれが撮っている対象にカメラは向いてしまう。GRDを使っているものはスナップを、大判を使っているものはランドスケープを、ライカを使っているものはライカで撮ったのではないかと錯覚させるものを撮ってきた。
そのためVIVITAR展には各人いつもと相変らぬ写真を展示することになった。結局僕も旅先で撮ったものを出した。ゴーストやフレアーが主体の写真はただの1枚もなかったのだ。
「カメラなんてなんでもいい」とよく言われる。確かにVIVITARでも同じように写った。でも、VIVITARでは撮り続けるモチベーションは湧いてこない。おそらく参加者でこのままVIVITARを使い続けるものはいないだろう。またいつもの自分のカメラに戻っていくはず。
何のカメラで撮っても自分の写真は変わらないのだということがはっきり実感できた。だったら自分にとって使いやすいカメラ、使ってみたいカメラが一番ということになる。