焼き鮭、納豆、明太子の朝ご飯。

ワークショップの24期が土曜日から始まった。いまだに初回はどんな人が来てくれたのかドキドキする。

24期ということは24回同じ内容を話しているということだ。でも午前中と午後とでも内容はちょっと違っていたりする。質問に応じて話す内容が変わってくるのだ。

同じことをやって飽きないかと言われれば、まだ飽きていない。自分でも不思議だ。ワークショップとは言っているものの、作品講評はない。限りなく写真教室に近い。違う点は撮ることの他に、見ることを積極的に取り入れていることくらいだ。

毎回たくさんの写真集を見てもらい、所蔵している作家のオリジナルプリントを見る回もある。

とにもかくにも24期の1回目は無事に終了。

ワークショップが終わった後新しくできた写真ギャラリーのオープニングパーティにでかける。
http://blog.livedoor.jp/with_zakka_plus/

大江戸線牛込柳町にあるマンションギャラリーで、金土日のウィークエンドだけオープンする。

海外でもマンションギャラリーは多い。アポイントメントをとってからでないと入れないクローズドギャラリーもある。

今はまだただの真っ白な壁。これから時間がたって作品が展示される回数が増えるにつれギャラリーの顔ができていく。

どんな作品を展示するのか決めるのはオーナーであるギャラリストの仕事。どんなギャラリーになっていくのか楽しみだ。

そこから誘われて清澄白川の小山登美夫ギャラリーへ。福居伸宏展「ジャックスタポジション」のオープニング。

内容は午前0時から3時の間に撮影された都市の光景。ハイエンドデジタルカメラを使用し作品を作っている。

夜は普段曖昧にしか見ていない。夜に眼を凝らし凝視する人は円滑な社会生活を営む人にはいないはず。

それを細部まではっきりと見せつけられる。そんなおせっかいな行為を写真の中に見出すことができる。眼をそらし続けていたものを無理やり見せらるのだ。

作者に出力はラムダですかと訊ねたら「インクジェットですよ。もうその方がクオリティが高いから」と言っていた。

日本を代表する現代アートのギャラリーにおいてもインクジェットは容認されている。一時期の「最終出力は銀塩で」という考えは急速に変わってきている。

銀塩にとらわれる必要はなにもない。大事なのはその作品に合っているかどうかの問題だけだ。