これから家族で焼肉を食べに行く。

20日は休日だったが仕事。撮影前に表参道に新しくできた高級写真ギャラリー「Gallery White Room Tokyo」へ。ジョエル・マイロウィッツ「The Elements:Air/Water Part 1」をやっている。

ここは見せるためのギャラリーというより販売を目的としたギャラリーだ。1点の値段が100万円を超える作品が並ぶ。

外国人作家が多いが日本人ではホンマタカシも扱っている。

表参道ヒルズの真向かい、ブルガリの入っているビルの3階にある。クローズドなギャラリーではなくオープンスペースで誰でも見ることができる。

今回の表記はマイロウィッツになっているがメイヨウィッツといったりマイヨウィッツと書かれている場合もある。とにかく1970年代に台頭したニューカラーの旗手で最近では9.11の現場を撮った写真集で話題になった。

「デジカメウォッチ」に興味深いインタビューが載っている。tp://dc.watch.impress.co.jp/cda/exib/2008/03/11/8105.html

作品は巨大なカラープリント。価格は176万円から450万円まで。日本人作家とは文字通り桁違い。

受付の女性に売れましたか?と尋ねたら「いえ、まだ」という答え。残念なような安心したような。

僕の学生時代、マイロウィッツはアメリカンニューカラーとして日本に入ってきた。それは今まで見たこともないカラー写真だった。

彼の写真集は「ケープライト」「ア・サマーデイ」の2冊を持っている。カラープリントを始めたときに少なからぬ影響を受けた。

今回彼はインクジェットでの作品も展示している。インタビューではインクジェットの性能の良さを語っている。

100万円を超える金額で取引される作品にも、もはやインクジェットが使われている時代なのだ。