仕事の流儀

先週NHKでやっていたテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀心を動かす広告 命宿す写真 写真家・上田義彦」を録画で見た。http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061005/index.html

事務所のパソコンに映して見たいたらその前から動けなくなってしまっった。まばたきするのも惜しいくらいだ。

彼の仕事への姿勢が美しかった。見終わった後、涙がこぼれた。

3年前に眼を悪くしてから、それまでの仕事のペースが一気に落ちた。それを眼のせいにして「今までまあまあ仕事もやったし、これからはそんなにがつがつしないでもポートレートの依頼を受けていればそこそこ食べていけそうだし、ワークショップも忙しいし、これでいいのかな」とどこかで思っていた。都合の悪いことは全部眼のせいにしていた気がする。

それがこの番組を見て仕事への姿勢をあらためようと決心した。いきなり仕事の内容が変わるわけではないが、やれることは全部やる。

30歳の時、上田義彦の写真展を見て仕事へのスタンスを変えたのだった。その時も写真展を見終わって「自分のやっていることは写真じゃない」と思ったのを覚えている。

それからは写真がよくなると思えば、たとえ手間がかかろうともなんでもやることにした。

15年たってもう一度カンフル剤を打たれた気分だ。