月曜日、医療専門誌の表紙撮影のため鹿児島大学病院へ。ある高名な教授のポートレート。鹿児島へ行っても撮影自体、やることはなにも東京と変わりがない。ただ移動時間が長くなったにすぎないのだ。
良いとされる医師は西の方に多いらしい。だからこの雑誌の撮影は必然的に西での撮影が多くなるようだ。「旅するカメラ」などと言っておきながら仕事の95パーセントは都内だ。残り4パーセントが東京近郊で、飛行機を使って移動する撮影は年に2回くらい。
もっとも鹿児島へ行っても飛行場と大学病院の往復だけにすぎない。今度からこの仕事は前乗りしてやろう。次に行くとしたら「ドクターコトー」のような僻地がいいのだが。
今日は銀座ティファニーで宝飾品の撮影が3点。ちっちゃなブローチについていた値段は95万円。ダイヤをあしらったゴールドのネックレスは、凡人にはよく分からない値段がついていた。
簡易テントを会議室につくって撮影。ストロボは1灯だけ。フィルムはアスティアを使う。デジカメで撮った画像をアップにして細部の映り込みを調べる。こういう場合はポラより断然便利だ。
納品の後、暗室で昨日のラフプリント10枚。カラープロセッサーCP51の汚れがひどかったのでラックのローラーをはずして大掃除。タールがべっとりとついていた。痛んでいたローラーを新品に交換しこれで万全。