『ルックバック』 背中を見る、振り返る

朝=冷やし中華/夜=茹で里芋、ナスと茗荷の黒酢あえ、鮭のスパイ炒め、納豆、白米

「今晩何食べる?」と聞かれてもパッと思い浮かばない。2021年と2022年はほぼ毎日、ちゃんと日記を書いていて、食事も全て記録してあるので見直してみたら、あの頃は玄米ばかり食べていた。玄米食にしたら体重がみるみる減ってしまって。64キロあった体重が58キロまで何もしないのに落ちてしまって、友人が心配するくらいになってしまった。体調はいいのだけれど、見た目がまずい。なので今ではすっかり白米に戻している。現在の体重は60キロちょうど。

最近の日記は写真展の告知くらいしか書いていない気がする。書くことは、習慣にしないと面倒くさくてやらなくなってしまうな。Youtubeを始めた年は、それにかかりきりで日記をほとんど書いてなかった。今でも毎週水曜日にライブ配信をしているので、そこで日々思っているようなことや出来事を話しているので、それで満足というか、消化してしまっている。

最近気になったのは映画『ルックバック』かな。「このアニメはすごい」という評判だったので仕事帰りに新宿バルト9に寄って見てきた。たった58分の映画なのだが、確かに良かった。絵を描くふたりの少女の物語。『ルックバック』では「もしあの時」という別の世界線を見せる。でも現実は変わらない。だからまた描き続ける。

僕は、ちょっと写真が撮れるというだけで東京に出てきて日芸の写真学科に入ったけど、学生時代には横にいる同級生の圧倒的な才能に打ちのめされ、いざカメラマンとして仕事を始めたらまわりには凄いのがいっぱいいて。それでも、僕は写真を撮ることしかできないから、それにしがみついて、あっという間に63歳になっていた。もう一度人生をやり直せるなら、別の世界線が用意されるのなら、、、。新しく作った写真集『inception』にはそんな思いも乗っている。