写真漬けの日

朝=肉うどん/夜=いちご煮ごはん、かつお焼き、リンゴと野菜のサラダ、豚汁

師走だ。そわそわする。今年は23日で仕事納めにするって思っているけど、そもそも最近何が仕事なのか、どこまで仕事なのかがよくわからない(笑)。

2023年は、たくさん動画用機材を揃えたのに、大体の仕事は家の中でやっているので、使う機会が少ない。メインの機材は三脚に据えられたままのシグマfpL。配信を見た知り合いの多くが、「あの色いいね」と言ってくれる。fpLのカラーモード「ティールアンドオレンジ」をマイナス2に設定するとコクのある色味が出るのだ。fpLがソニー並みのAF性能があったら最高なのになといつも思う。排熱もしっかり効くし、外付けSSDに外部収録できるし、色もすごくいい。なので3台あるソニーは出番が少ない。

土曜日は、エプソンのプリンターを使ったワークショップの講師に呼ばれて、京橋まで行ってきた。モノクロプリントに特化したもので、2BChannelの動画と連動したものになっている。「僕のモノクロプリントの設定はこれ エプソン SC-PX1V」

https://youtu.be/fAGkZhBHng0

こういった機材を扱うワークショップは準備が大変。個人では到底無理。だからインクジェットを使ったプリントワークショップはメーカーの協力なしではできない。今回は8人の受講者に対して、6台のプリンターを用意してもらった。担当者が前日入念なチェックをしていたにもかかわらず、講座当日、思わぬところで問題が発生。それをなんとか乗り越えながら、それぞれ5枚ほどのプリントを作ることができた。

僕がモノクロ時に使っている設定をレクチャーして、一度自分で画像調整してもらいプリント。それに対してPC上の画像とプリントを見ながら再調整をしてもらって再プリントという手順。バライタ調の用紙も使ってみた。2BChannelで公開している動画でも言っているが「2の10」の設定にするとモノクロプリントが際立って見える。

結局、午後1時から5時まで4時間のワークショップになった。終わった後も参加者のポートフォリオを見せてもらって30分以上話をして、帰る頃はすっっかり日が暮れていた。久々に写真漬けの1日だった。

<2021年12月3日の日記から>

鈴木麻弓さんから「スペイン料理一緒に行きません?」と誘われたのが鎌倉由比ヶ浜にある一軒家のレストラン。ご飯を食べた後に鎌倉から帰るわけだが、わざわざ誘ってくれるからに美味しいんだろうな、ということで妻と二人で出掛けてみることにした。せっかく鎌倉まで行くならと、お昼に家を出て鶴岡八幡宮で参拝して、近くの神奈川県立美術館鎌倉別館で開催中の「フェリアー今道子」写真展を見る(2022年1月30日まで)。1991年に木村伊兵衛賞を受賞している作家で、自分で魚を使ったオブジェを作りそれを4x5の大型カメラを使って撮影している。初期から現在までの作品を見ることができた。見ているうちに16世紀イタリアの画家アルチンボルトが浮かんできた。それとやはり16世紀の版画からの影響もあるんじゃないかと勝手なことを思ってしまった。約束の時間までまだあったので、江ノ電に乗って長谷寺へ。何度か行った記憶があるのだが、あんなに仏像があるとは知らなかった。今まで何をみていたんだか。妻はすっかり忘れていたけど、実は結婚する前に一番最初に出かけたのが長谷寺。「紫陽花を見に行きませんか」と誘ったのを覚えている。まあそんなこと妻はなにも覚えちゃいない(笑)夕方、江ノ電に乗りながら海を見たいという妻の提案で、ちょうどいい頃合いに来た電車に乗り込んだものの、なんと反対方向。戻ってみたものの、すでに外は真っ暗になっていた。さて、鈴木夫妻は食べることが好きで、昨年も一緒に六本木のスペインレストランに行ったのだが、その時は席に案内されるまでに、なんだかファンタジーのような演出があって面白かった。今回の料理は出された料理の多くが和食と言われても通じるようなものが多かった。素材の出汁がきいているからかもしれない。どれも美味しくて、日本の風土にあったスペイン料理という感じ。11種類の料理に11種類のお酒がついてくるコースだったけど、ワインだけじゃなくて、リキュールも何種類か出てきた。6時半から食べ始めて、家にたどり着いたのは11時半過ぎだった。