金曜は「暗室の日」とする

朝 寝かせ玄米、野菜の具沢山味噌汁、厚揚げの生姜焼き

夜 新宿住友ビルの飲茶

 

1年半ぶりに暗室に入った。ある写真家の暗室を間借りさせてもらっているのだが、久しぶりすぎて手順忘れそうになる。

今日はとりあえずフィルム現像。8x10インチで撮影したネガをテスト現像。ロジナールという濃縮現像液を1:45に希釈して使う。水温22度、現像時期12分でちょうどいい感じに仕上がった。

 

事務所に暗室があった頃は、少なくとも月に数回は暗室作業をしていたが、事務所閉鎖後はほとんどやらなくなってしまった。一昨年「2Bchannel」を始めたことで時間が取れなくて、というのは言い訳に過ぎない。プリントしたければ時間を作って暗室に入るはず。つまり焼きたいものがないせいだ。

最近は、ついついデジタルカメラを手にすることが多くなった。ハッセルのX1D2とシグマのfplの色が気に入ってしまって、頭がモノクロ脳ではなくなってしまった。

しかし、いま暗室に入っておかないと先々必ず後悔してしまうはず。強制的に暗室に入ろうと思う。思うだけじゃダメなので、金曜日は暗室に入る日と決めてしまう。習慣をもうひとつ増やすのだ。どうせ大して忙しくはない。金曜日1日くらい空けてもなんとでもなる。

 

中学生の頃、初めて暗室に入った時は興奮した。置いてある器具や薬品はなんだか大人の世界だった。高校生になって、学校に誰も使っていない暗室を見つけると、毎日のように入り浸っていた。自分の家に暗室があったらどんなに幸せだろうかと思っていた。

あの頃の原初の気持ちを取り戻す。それには習慣化するしかない。