何回目かの個展

朝=玄米パスタ/夜/高円寺「フジ」のチキンソテー

ギャラリー冬青での個展が始まった。基本的に毎日出勤するように通っている(4月6日(木)と25〜27日は出張でいません/日曜、月曜は休廊)。

2006年からほぼ毎年。ここで何回写真展をやらせてもらったんだろう? 一番初めにやったのが「da.gasita」で、今回はそれと同じものを展示している。当時のプリントなのだが。自分で見ても「よく出てるなあ」と思うくらい。印画紙のおかげなんだけど。もうこんな風にプリントすることはできない。あの頃は黒ではなくて、白にこだわっていた。

土曜日は良い天気に誘われてたくさんの人が来てくれた。旧知の人ばかりだけではなくて、「2B Channel」を見て来てくれている人も多い。ありがとうございます。そして、来場者の持参カメラのライカ率が尋常に高い。こんなに普及してるの? っていうくらいみんな持ってる。天邪鬼な僕はライカじゃないくてハッセルに行ってしまったのだが、やっぱり気になる。特にライカモノクロームへの好奇心は止められない(笑)。いいよなあ、モノクロしか写せないデジタルカメラだよ。特にQ2モノクロームとかサイズ感が最高。「必要ですか?」と聞かれたら、まったく必要ないけど、役に立たないカメラっていいよな。

<2022年4月-4日の日記から>

来客があると、カレーが出てくる。なので週2回くらいはカレー。でも飽きないのがカレーのすごいところ。夜は「美術史講座」4回目の生配信。その後、11時からFM東京「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」に冬青の髙橋さん、凸版印刷の杉山さん、デザイナーの白岩さんと一緒に出演したしたときの収録の放送日だった。今回は鈴木敏夫プロデュサーの企画で作られた写真集『KANYADA』の出版記念だった。僕は編集でお手伝いをした。テレビやラジオって以前はすごい媒体だと思っていたけど、最近はYoutubeや他のSNSがあるからそうでもないかというと、やっぱり視聴者数はまだまだすごい。影響力で言えばテレビ、新聞、ラジオ、雑誌の順だろうけど、Youtubeはどの辺になるんだろう。100万人登録のチャンネルなんかは雑誌よりはるかに影響力を持つだろうし、1万人ちょっとの2B Channnelでさえも、写真集を紹介すると買ってくれる人がたくさん出てくる。その点では、写真雑誌の告知よりも影響力がある気がする。さて、収録だが台本があるわけでもなく、ただ話すだけでいいのかなと心配していたのだが、編集マジックでちゃんとした番組になっていてびっくり。ラジオは音声だけだから切ったり貼ったりの編集がしやすい。絵があると切ったところで絵がジャンプするから繋ぎづらい。もっともYoutubeはそれを逆手に取ったジャンプカットの編集をしてるけど。収録時には音声さんに機材のことをあれこれ聞いてしまう。プロの現場の機材は面白い。マイクはやっぱりダイナミック型だった。

 <2006年4月4日の日記から>

娘は米沢。ふたりだと外食ばかりになるな。1月は写真展のプリント、2月は写真展会場に詰め、3月上旬は販売プリントの制作、下旬は毎日撮影仕事。土日はワークショップと今年はなんだかいそがしい。日記を書きそびれているうちに満開の桜はあっという間に散ってしまった。写真展も見たいものが多いのだが、ワークショップ関係者のものに行くだけになってしまっている。エプサイトの上田義彦は早く行きたいのだが。北井一夫さんの写真展が今日から始まっている。日本カメラ連載のもので昨年の「電線と椿」につながるものだ。土曜日に行こうと思っている。先週からずっと撮影していた『東京人』のヴィンテージ特集はようやく終わった。ポジフィルムが頑張ってくれたおかげでいい感じに仕上がった。ひとつだけデジタルで撮影したので、その差がどうでるか興味がある。今回はフィルムの底力を大いに感じた仕事だった。今日は久々に時間があると思っていたが、結局事務所で仕事になってしまった。明日は6時起きで西湖ロケ。今週は久々に車の撮影だ。