朝=ゆで卵/昼=特盛カルビ定食にタン塩/夜=さんまの炊き込みごはん雑炊、豆腐ときゅうりのサラダ、こんにゃくのごま炒め、インスタントラーメン
夏休みっぽく、昼間から焼き肉を食べて、夜はB級グルメ好きから送ってもらった「ぽんちゃんラーメン」を食べる。朝からゴロゴロしていたが、夜は7月最後のライブ配信。今まで「2B Channnel」に寄せられていたコメントに答えていった。美術史の講座でも毎週2回配信の時に質問に答え、「2B Channnel」のライブ配信でも振られたコメントに答えていく。これをずっと続けていったことで、どんな話にも即答できるようになった。ほぼ考えずに答えているので正解ではないが、周辺の事実から仮説を立てるのができるようになった。「これはこうです」とは言わない。「これと、これのことから考えると、こうなのかもしれない」という感じ。学生時代は言葉にするのが苦手だったんだけど。8月はライブ配信も3週間くらいお休みの予定。29日の金曜日からは秋田でワークショップだ。
<2010年10月28日の日記から>
国内の推薦者としてお願いしている方から推薦文をいただく。今回はあちこちにお願いばかりしている。応募書類には一通り必要事項を記入してみた。研修目的と研修方法は「アメリカにおける写真ワークショップ文化の調査、研究」を軸にした。アメリカではアンセル・アダムスやダイアン・アーバスをはじめ、写真家が写真を伝えるワークショップが古くから存在する。現在アメリカでは各自治体や大学、写真フェスティバルで多種多彩なワークショップが開かれ、著名な写真家も自らのワークショップを開いている。僕がワークショップを続けていて気がついたのは、ワークショップは写真家を育てるというよりも、写真を見る側を育てているのではないかということだ。アートを鑑賞するには知識と経験が要求される。「自分が感じたまま」で見ることは基本だろうが、より深く楽しむためには作品の背景を知る必要がある。なぜそれが生まれたかを知ることはアートを見る楽しみのひとつだ。ステージに上がる人は必要だが、それと同時にステージを観客席から見る人も必要だ。アメリカのワークショップはそれを担っていると考えられる。アメリカの写真文化を支えているワークショップがどのように生まれ、発展し、今後どのような方向に向かうのかを調べるのが留学の目的だ。アメリカは東の文化と西の文化がある。その両方を体験したい。そしてそれに伴う移動は自らのテーマ「traverese」に通じることになる。
昨年の「売りましょ買いましょ3000円展」で作品を購入した小山浩司さんの 写真展「遊牧家族」が小川町オリンパスギャラリーでやっている。中国四川省のはずれに住むチベット族の遊牧民一家を記録したものだ。遊牧民ということでモンゴルと似ている。彼の撮るチベットの写真は3000円展で一番目を引いた。結局彼が3000円展のグランプリだったようだ。その彼の個展とあってとても楽しみだった。3000円で買ったのは作品ではなくて作家の将来なのだ。2008年に3000円展で買ったのがまだ無名のころの大和田良、池谷友秀、PhotographerHAL。なので翌年の会場では「渡部が買った若手写真家は成功する」という伝説が生まれた(笑)小山浩司もちゃんと買っていたのでちょっと自慢である。