飲み屋カメラ

朝=大根おろしオクラうどん/夜=駅前でお寿司/夜食=キンパとヤンニョムチキン少々

妻が早朝から出掛けたので、久しぶりに台所に立つ。と言ってもうどん作るだけだけど。以前はよく料理をしていたけど、最近は作ってもらってばかり。

午前中は来月アタマに母校で特別講座をするので、その資料作り。学生に何を話すか毎回悩む。連続講義なら順を追って話ができるのだけど、年2回だからなあ。午後はワークショップの補講がひとり。その後は、7月と8月に東北地方でやる予定のワークショップの打ち合わせ。

そして夜はゴーデン街「こどじ」へ。ハマチャンネルの浜田さんの展示をやっている。タイトルの「真夜中育ちの民」にすごく惹かれる。ストロボを正面から当てたスナップなんだけど、暴力性はない。しっとりしている。不思議な質感がある。先日、手持ち専用の8x10インチのカメラを貸してもらっていたので、いい機会なのでこどじに持ち込んで、数枚撮影してみた。ストロボをつけて撮影。露出はフル発光でf22。距離は1.5メートルくらい。どんな感じになっているか現像するまでわからない。「こどじ」は写真好きが集まるお店なのでみんな喜んでくれた。飲み屋カメラとしては最高かもしれない。

 

<2005年5月10日の日記から>

来週からモンゴルへ行く。面白いのは「モンゴルへ行ってくる」と言うと全員が「いいなあ!」と感嘆と憧れのまなざしを僕に向ける。でも「モンゴルってどんなところ?」と聞かれてもさっぱり分からない。今のところ僕がモンゴルで連想できるのは「馬と羊と朝青龍」だけだ。どんなところへ泊まって、どんなものを食べれるのかまったく想像がつかない。こんなことは、初めての海外でバリ島に行った時以来だ。あの時も情報がなくて「ココナッツミルクで炊いたご飯が出てくる」とおどかされて、ココナッツ嫌いの僕は本気で悩んだ。モンゴルは羊の肉を食べる、それは知っている。焼かないで塩味で煮て食べるのもテレビで見た。でもそれだけ? ご飯はたべないの? 野菜は? モンゴルを案内してくれる人に聞いたら「モンゴルで料理と言ったら肉料理のことです。野菜や穀物だけを調理したものはありません」と言う。ということはずっと羊肉だけ食べるのか? ラムは好きだがマトンはどうなんだ? 朝は何を食べるのだろうか? 泊まるところも初日と最終日はウランバートルのホテルだが、後は旅社と呼ばれるゲストハウスか、遊牧民の自宅のゲルだ。トイレはどうすんだ。案内人によれば、ヘッドライトとトイレットペーパーは必須らしい。さらに、夜はトイレに落ちないように注意が必要だとも言われる。草原は巨大なトイレでもあるそうだ。夜と昼との寒暖差が大きくて、服装は冬と夏の用意をしなくてはならない。「地球の歩き方」には寝袋はマストアイテムと書いてある。しかし一日の移動が悪路数百キロということもあるので荷物は最小限にしなくてはならない。毎日バックに荷物を出したり入れたりしている。妻には「大変だよ~」と言いつつ、実はすごく楽しかったりする。来週、分からないだらけのモンゴルへ行ってきます。