6月になったらすっかり季節が変わってしまって夏のようだが、これから梅雨入りなんだよな。
パリではセーヌ川が氾濫してルーブルやオルセーが大変なことになっているらしいが大丈夫か?
7月は米沢とアルルで写真を展示するということになった。米沢は市民文化会館の新規オープンイベントで、アルルはフェスティバル中にY.P.Fのブースで。どちらもda.gasitaの写真を展示する。
昨年の屋久島とパリフォトフォトドックでのYPFの展示はインクジェットだったが、今回は銀塩プリントを展示することになった。米沢でも同じサイズの銀塩プリントを展示する。
なんだか不思議な感じだ。
これが写真の面白いところで、一点ものの絵画だとありえない。写真は複製可能でそれぞれがオリジナルだという不思議な媒体だ。
モナリザのオリジナルは1点のみだが、グルスキーのライン川は6点のオリジナルが存在する。ルーブルの持っているモナリザを手に入れることは実質上不可能だが、MOMAやテートモダンが所有するライン川は複数枚存在するため一般の人も所有すチャンスがある。
写真プリントにおける複製可能という特質は、長らく市場ではネガティブに捉えられてきたが、近頃はむしろメリットとして捉えられているのが面白い。