907xは返却

朝 蒸し鶏とチーズのホットサンド、野菜スープ

おやつ あんことアイス

夜 ブロッコリと菜の花のサラダ、カレー蕎麦、稲荷

2月は予定が立たない。フリーランスはみんなそうだろう。なんか潜伏してないといけないような雰囲気。LINEとメッセンジャーで打ち合わせして、zoomで詳細を確認するというものばかり。週末は美術史の配信だし。人に会うのは週に一回か、せぜい 2回。なので今月はYoutuberとして頑張る。北さんの現代写真論、そして藤田一咲さんのハッセル話で3本作る。藤田さんの動画を見るとソニーとかキヤノンよりもハッセルブラッドが欲しくなる。でも907Xは貸してくれた知人に返却してしまった。70万円以上するけど不思議な魅力のあるカメラだったなあ。ライカとも違った世界がある。北桂樹さんの動画は、編集の時にリップシンクがズレてしまったようだ。書き出してアップした時に気がついたが、そのままにしていたものの、「2022年の動画として残すべきもの。でもリップシンクがズレているのが惜しい」とコメントがあって「そうか、ずっと残ってしまうんだ」と反省し、修整して再アップした。あの動画は10年経っても息があるものになると思う。北さんには再度出てもらって、僕とは違う人と対談してもらおうと思っている。「写真を写真の外から考える」のが僕のここ10年のアプローチだけど、ようやくいろんなことが繋がってきた感じ。

配信の後に久しぶりに『情熱大陸』を見る。写真家の西野壮平だった。彼は今年の木村伊兵衛賞にもノミネートされている。大本命と言っていい。内容は、ちょうどキヤノン品川で行われている作品に合わせたものだった。番組を見ているうちに本物が見たくなってしまう。

<2005年 2月7日の日記から>

木曜日、車のタイアップ撮影。シノゴを使って建物と一緒に撮る。スーパーアンギュロン65ミリ、フィルムはプロビア100。快晴のため「感度分の16」で撮影。結果はぴったり合っていた。4日が妻の誕生日だったので、新宿京王プラザホテルの寿司屋「久兵衛」に行く。年に一度の贅沢だ。帰りに中野フジヤカメラに寄ってEOS1DMark2を見る。44万円。もちろん見るだけ。去年の日記を見返したら同じような行動をしている。去年は645を探していた。金曜日、雑誌『東京人』から、以前撮ったポジを貸して欲しいと言われたが、どうも年末の大掃除に捨ててしまったようだ。しょうがないから責任をとって再撮に出かける。上野公園で自転車で世界を回っているストリートミュージシャンの演奏を聴いた。自作の木琴は5枚の板が並んでいるだけだ。出せる音階は1オクターブしかない。簡単に折りたためて何処へでも持っていけるように作ってある。演奏に感動したので自作CDを購入。
土曜日はワークショップ。ブツ撮りの日だ。撮影用に球体関節人形を持ってきた人がふたりもいた。一体は映画「イノセンス」の人形でDVD特典で3万円也。もう一体は秋葉原で1500円。「イノセンス」人形はアングルによって表情が変わり撮影していて面白い。1500円のほうは「豊乳」バージョンだった。それをジャンクのパソコン基盤をバックに撮影。仕上がりが楽しみだ。日曜日は暗室開放。ワークショップのグループ展を4月に控えているので、皆プリント制作の真っ最中だ。カラー大全紙、モノクロバライタ、大型インクジェット出力とバリエーション豊かな展示になる。写真集出版の望みをかけて新風舎「平間至賞」に応募したが、第一次審査合格の通知がきた。ただし問題は大賞に選ばれなくても入賞するとその本の出版権利を新風舎にとられてしまうと案内にあった。大賞以外は自分でお金を出さなくてはならない。大賞ではなく入賞の場合とてもやっかいなことになってしまう。これは辞退だな。