ストーブ鍋

暗室なう。やっぱりここは落ち着く。

1カ月間、カラーの自動現像機を動かしていなかったから、汚れがたまっている。こまめにプリントしないと。

 

写真展の間、よく聞かれたのが入り口のほうに飾っていた横長の写真に対し「これ、デジタルですか?」というもの。

これらはカラーネガフィルムで撮って印画紙にプリントしている。2004年に撮ったものだから。当時持っていたキヤノン20Dは800万画素くらいだったから、仕事以外でデジタルで撮るという発想がなかった。

35ミリのフォーマットに見えるが、実はフジGW690という中判カメラで撮っている。画質がいいからみんな間違えたのだろう。

なぜいまだフィルムを使い続けているかというと、解像度がちょうどいいから。そして解像度が変わらないという点につきる。新しく撮ったものと、古い写真を混ぜたときに、フィルムであれば時代によって解像度が変化しない。2004年と2018年のデジタルカメラで撮ったものも画質を合わせるのは骨がおれる。

僕の写真集は『午後の最後の日射』が7年、『traverse』が17年、『dagasita』が8年、『prana 』が7年撮影にかかっていて『demain 』にいたっては70年以上前の写真も使って構成している。1、2年で撮りきるタイプの作り方であれば、間違いなくデジタルを使うのだが、いかんせん撮影期間が長い。そのためフィルムの安定した解像度は、混ぜたときに違和感がなく編集しや付い。

 

「スターウォーズ」も初期からずっとフィルムで撮影されている。最後に全シリーズが完結したときに統一感が出せる。しかもフィルムであればスキャニングによって8Kにも対応可能だ。もし旧作が200万画素相当のフルHDで撮影されていたら、3400万画素の8Kに対応させるのは無理がある。インタビューでスピルバーグはそこまで考えていると言っていた。

 

これからもフィルムカメラを使い続けていくのは間違いないが、デジタルカメラだと初代のソニーα7にズミルックス50mmf1.4
と組み合わせて撮ったときの解像度がちょうどいい。高解像度版の7Rも使ってみたがノーマルのほうが相性がいい。

キヤノン5D3にはコンタックスプラナー85mmf1.4が抜群に合う。でもαだとキヤノンほどでもなかったりする。

センサーとレンズの相性は確かにあると思う。