Youtube でブログを始めました。
以下は、その内容です。
いつも2B Channelを見ていただいてありがとうございます。
動画配信から1ヶ月ちょっとたちました。
これまでに、26本の動画をアップしています。
今日の時点でチャンネル登録者数は614人、視聴合計時間は約900時間。これが多いのか少ないのかは、比較対象がないのでわかりません。
本音を言うと、もうちょっと登録者数は多いと思っていました。
Youtubeで動画を配信すると、再生回数だけではなく、どんな年齢層が見ているとか、男女比はどうかとか細かいデータを見ることができます。
2B Channelの場合、年齢層は45歳から55歳が一番多く6割を占めます。次に35歳から45歳。で、あとは0%。
もっと極端なのが男女比で、なんと94%と6%。もちろん96%が男性。
つまり2B Channelは、おじさんで持っているということです。ワークショップもずっとそうなので今さら驚かないけど、本当に女性人気がありません。もっとも、配信しているネタは、おじさんウケの話ばかりだからねえ。
たぶん、『旅するカメラ』も同じ比率のような気がします。僕は昔からおじさんに支えられているようです。
動画の中でもっとも人気があるのは「長徳さんに影響を与えたフランクとメカス」。配信後すぐに500回再生されています。第二弾はすでに編集済み。これは面白いです。さすが、長徳さんと言うほかないですね。近日公開予定。
長徳さんに話を聞くきっかけになったのは「ロバート・フランク『アメリカンズ』を読む」のなかで、長徳さんの話に触れたことでした。この動画を見ていてくれた長徳さんが、インタビューを快諾してくれました。
この「ロバート・フランク『アメリカンズ』を読む」は、今年9月に亡くなったフランクの追悼企画のようになったこともあってか、人気が高い。
その他には「杉本博司 海景の露出の謎」や「ポートレート撮影 基礎編」なんかも再生回数は多いです。
Youtubeの大きなハードルは、登録者1000人で、1年間の総再生時間が4000時間というのがあります。これをクリアすると広告収入が入ってくる。でも登録者1000人というのは全体の2%、1万人になるとわずか0.2%。
収益化するのは3万人以上らしいので、収入を得るのはかなり厳しいわけです。
2B Channelは、「誰も写真家がやっていないからやってみる」と始めたわけですが、誰もやらない訳がわかりました。時間がかかりすぎるのです。1本の動画を作るのに、平均4日かかることがわかりました。
撮影して、荒編集して、詰めて、テロップいれて、画像をはりつけて。内容確認のため調べものをしたり、関連の写真をさがすのにもひと苦労。
6月から初めて、4ヶ月間で完成した動画はおよそ30本。1ヶ月8本くらい、やっぱり4日に1本になるわけです。
使用しているカメラは、動画でも紹介してますが、パナソニックのルミックスGH4。動画を始めるにあたって、その筋のプロに相談したら「GH4を買った方がいい」と言われたので素直に買ってみました。まさかパナソニックのデジタルカメラを買う日がくるなんて思ってもいませんでした。
結論からいうと、実用的で使いやすいカメラ。フジヤカメラで買った6万円の中古でしたが、仕事カメラとして十分機能しています。
まずバッテリーの持ちがいい。キヤノンのデジタル一眼レフとほぼ同じ大きさのバッテリーを搭載していますから、2時間以上動画を撮ってもバッテリー切れをおこなさない。心配になるくらい持ちます。インタビューは2時間以上かかることもあるので、ありがたいです。
それから、他のカメラに比べて音もいいような気がします。これは比較テストしたわけじゃないけど、ホワイトノイズがほとんど出ません。マイクロフィーサーズのため、絞らなくともピントが深く、対談の場合などで、片方がボケることがないのもありがたい。
レンズはオリンパスの17ミリF2の単焦点レンズを使っています。その他にもオリンパスの12ミリF2の単焦点ワイドレンズ。
最初に買ったキットズームレンズは使わなくなりました。動画にすると性能の差が顕著にでます。当初は動画だからなんでもいいやと思っていましたが、やってみたら、動画の方がレンズは重要なような気がしています。
スチール、つまり静止画なら、アングルを変えながら撮影して、ちょうどいいところを切り取ればいいわけですが、動画の場合はそうもいかない。インタビューだと、一旦場所を決めたら置きっ放し。
すると安いレンズはハイライトは飛ぶし、F値が暗いから感度を上げることになる。結果シャドーはざらつくし、四隅は引っ張られたような収差がはっきりわかります。
そんな細かいこと誰も気にしてないという声もあるでしょうが、1本の動画を4日も見続ので、気になってしょうがない。
次にマイク。マイクは超大事です。それは動画のプロから聞いていたし、実際、自分が見ているyoutubuも、音がクリアなものしか見ていないです。
ところがこれが難しい。最初に買ったオーディオテクニカの1万円弱のマイクだけでは対応しきれないことが判明。外ロケではワイヤレスが必要だし、対談ではピンマイクがあると便利。
Amazonで評価の良さそうな中国製マイクをたくさん買いましたが、ほとんどは安物買いの銭失いになります。唯一よかったのは、長いケーブルの付いたたピンマイク。ふたつのマイクが根元でひとつに繋がっていて、ひとつの端子で二人の声がとれます。長徳さんのインタビューにも使いました。インタビュー中は動かないのでコードがあっても問題なし。
ワイヤレスは、中国製の2700円のものが評判よかったので買いましたが、ちょっと微妙です。でも本格的なものは4万円から6万円くらいします。
最近は中野のフジヤカメラに行ってもカメラ館ではなく、フジヤエーヴィックというオーディオや、動画機材を扱うところに行ってしまいます。
さて、ワークショップH6期の募集を開始しました。
練馬区江古田の僕の事務所で、「2B」と言う名前で約15間、写真のワークショップをやってきましたが、2018年の3月にビルの建て替えとともに、場所を杉並区の阿佐谷に移しました。そのときから名称を「H(エイチ)」としています。
撮影実習を中心に、写真を取り巻く様々なことをやっています。いま配信している2B Channelを見てもらえれば、やっていることが何となくわかってもらえると思います。
講座は、土曜日と日曜日の11時から14時まで。美術館めぐりや、浅草寺撮影実習などもあります。H5期では、関西からの参加もありましたし、2Bのときには、北海道、青森、岩手、名古屋、大阪、岐阜、福岡から参加もありました。
世界的な写真賞の受賞や、作品が国内外のメディアへ紹介されたり、写真集の出版、写真展の開催など多くの参加者がその後も継続的に写真を続けているのが特徴です。
そして年に一度、渋谷の「ギャラリー・ルデコ」でグループ展を開催しています。
今年は10月15日(火)から20日(日)まで。時間は11時から19時(最終日は17時まで)。
3階はH1期から3期まで展示。4階と5階は2BのOB展。5階はH1期を終了した平井タコさんのドローイングの個展になります。特に3階のHは、今までの写真の展示とはまったく違うものになるはずです。「ちゃんと写真をやりまさい」と言われそうです。そのくらい変わっています。
期間中、僕はだいたい3階の踊り場にいます。そこが定位置です。ウクレレ弾いているかも。声をかけてください。
写真の話をしましょう。