じゃない社長

朝 米粉パンのホットサンド、いろんな野菜のスープ

夜 里芋の煮物、豚肉とキャベツの黒酢炒め、玄米チャーハン

冬青で打ち合わせ。編集を手伝っている写真集の印刷は冬青の髙橋「元」社長にお願いすることにした。「元」というのは後で説明します。来年2月の頭に出版したいというリクエストに応えるために、かなり厳しい日程調整をしてもらうことになった。印刷所とスケジュールを確認してもらいながら、何とか目処がついた。現在、「元」社長は数冊の写真集を抱えていて、そこへねじ込んでもらった形だ。

さて、なぜ「元社長」なのかというと、11月をもって冬青社の社長を交代したのだ。以前からその動きがあって、一度は他の人が社長になったのだが、今回再度社長交代となった。なのでもう「高橋社長」とは呼べなくて、呼び名にみんな困っている(笑)。ギャラリー冬青もAとBに分かれ、これまでの冬青はB、新しくできたギャラリーが冬青Aとなった。そしてまだ会っていないのだが、新社長は26歳の女性だということだ。ついに冬青は完全に代替わり。これで僕はこのまま残るのか、離れるのかを選ばなくてはならなくなった。

打ち合わせが終わってから冬青B(今までの冬青ね)でやっている青木弘さんの展示をゆっくり見る。昨年青木さんには2BChannelでインタビューをしている。中央アフリカを撮影している写真家で、いま日本でいちばん中央アフリカに通じているんじゃないかと僕は思っている。昨年まではライカQを使っていたが、今回はライカM10モノクロームにアポズミクロン50ミリをつけて撮影。それをデジタルネガに起こして、バライタプリントしているのだが、これが見たことのないようなプリント。これが究極なんじゃないか思えるモノクロプリント。ユージン・スミスもびっくり。青木さんに「アポズミクロンってそんなにいいの?」と聞いたら「全然違います。他のレンズを使う気になれないですよ」とのこと。100万円するレンズを120万円するボディにつけて紛争地に行くんだから、青木さんの肝っ玉は相当に太い。アフリカを最高の形で残すという使命がそうさせるんだろうな。

<2009年11月17日の日記から>

カレイの煮付け。ジャガイモの千切りソテー

Windows7のOSを買うかどうかをヨドバシで悩む。プロフェッショナル版だとマシン1台にしか対応しないが、ホームだと3台までOK。VISTAのOSがメインマシンと小型ノートに入っているのでどうしても新OSがふたつ必要。店員に相談したらホームをひとつ買ってもうひとつプロフェッショナルへのアップグレード版を買うのがいいと薦められる。フォトショップもCS3から4に移行したいし、ノートのメモリーも欲しい。なんてことを考えているのは楽しいのだが、よくよく考えると今今じゃなくてもいいという結論になるので、ちょっとつまらない。でもいつまでもVISTAというのも考えものだし…。北海道の友人と新宿で会う。お茶のみついでにラッキーカメラに寄る。フジのGF670が中古で置いてあるという噂を聞いていたからだ。フードとケースがついて168000円。新品が19万円弱だから微妙。このカメラは新品で買える最後の新製品中版カメラになりそうだから、どうせなら新品でいきたいものだ。
来週までに東京の写真を6ページ分撮影しなくてはならないのにこの天気じゃね。フィルムとデジタルのどちらにするか悩む。デジタルはフォトショップ講座を受けたせいで、使いたくてしょうがない状態になっている。いままで「触ったら負け」というのが持論だったが、近頃は「触るのもありかな」となってきた。先日仕事で撮影したバーでの人物撮影は、バーの雰囲気を残しつつ人物を出すということが出来て満足。まるでネガカラープリントをするような感じでフォトショップを使うことができた。考えてみればネガを積極的に使ってきた理由はポジではできない暗室での後処理にあったわけだから。デジタルといえばEOS 7Dは本当にモンスターマシンだ。この性能がこの価格でいいのか? と疑問に思うほど。近頃ニコンの影に隠れ気味だったキヤノンだったがこの1台は凄い。EOS7DのボディとGF670のお値段はほぼ一緒。買って買えないことはない値段の設定はさすが。