自宅暗室を夢見る

朝=新玉葱のあんかけパスタ/夜=ルーロー飯、ポテト、フルーツサラダ/夜食=チーズとパンと白ワイン

週末は対面のワークショップとオンライ講座。午前中にYoutube動画を1本撮影して編集する。1時間くらいで完成。それを聞き返してみると、ちょっと声にハリがない。でも多くの人から「渡部さんは他のYoutuberと違って声を張らないので聞きやすい」と言われているので、このまま月曜日にアップすることにした。

バウハウスの展示を見てから暗室に入りたくてしょうがない。好きなときにできる自宅暗室も頭をよぎる。いま、知り合いにお借りしているところは完璧な暗室なので、ちゃんと使わせて貰えばいいのだが。昨年は水曜日だったかを暗室の日と決めて通っていたのだが、夏を過ぎる頃から忙しくなって足が遠のいてしまった。いつも自宅暗室を夢見るが、ネコが2匹いるので薬品を使う作業は難しいという結論になってしまう。まず今週中に一度暗室に入る。先日撮影した8x10のネガを現像しないと。

 

<2005年6月13日の日記から>

先日焼き上げたプリントを、購入してくれたHさんに引き渡す。「米沢」のシリーズの中の、全体的に黒が基調のお雛様の写真が希望だったのだが、大きく伸ばした真っ白な雪の壁の写真を見せたら、そちらに大きく心が動いたようだ。しばし悩んだ後、「雪の壁の写真にします」ということになった。実は雪の写真のほうが僕自身も気にいっていたので、あえて両方見せたのだった。このところ写真の売買について資料をあたっていたのだが、そこでHさんが有名な写真コレクターだということを知った。彼のコレクションの中に僕の「雪の米沢」が加わることになった。

写真集の出版を手がけている「冬青社」に売り込みに行く。「TOKYO LANDSCAPE」と「米沢」だ。写真を見てもらっている時は、いつも背中が強張るように痛む。いいのか悪いのか、写真集を出版するのに値するのかどうか、全てをゆだねることになる。社長の高橋さんに見てもらったのだが、とりあえずは気にいってもらえたようだ。どういった写真集を作りたいかを伝えることはできた。1時間半、丁寧にじっくりと話を聞いてもらえた。今、出版社に写真集の担当者というのは存在しない。つまり売り込みのしようがないのだ。そんな中で写真を見てもらえるところがあるだけでありがたい。