最後も予想が外れた

朝 「ヨコイのソース」でキノコの玄米パスタ

夜 鹿肉のスパイス焼き、クミンポテト、大根とピーマンのチャプチェ、豆腐のお汁、玄米

松本の写真集用のダミーブック作り。まずはめぼしいものをプリントして床に並べる。72ページあるのだが、判型がA4を半分にしたA5なので基本見開きで32枚使う。そうするとページを開いたときにA4サイズの写真になって見やすい。観光目的だけど、観光写真っぽいものは1枚もない。構成は小細工なし、写真がどーん、どーんと続く。A4にプリントしたものを半分に折って、重ねてみてパラパラしてみる。「ああ、俺って天才」。

夕方からYoutubeの配信で「キヤノン新世紀」のグランプリ発表があった。7名の優秀賞受賞者が最後のプレゼンを東京都写真美術館1階ホールで公開で行う。それを昨年から配信でも見れるようになったのだ。僕はこの審査を毎年見ているけど、予想が当たったことがない(笑)。今回ライブで見ていて、プレゼンも作品もともに光岡さんに決まりだと思っていた。もしかしたら千賀さんの逆転あるかとも思っていたら、なんと賀来庭辰さんだった。作品は湖をモノクロの動画と静止画でまとめたもの。会場で見てとても好感のもてる、僕が好きなタイプの写真だったが、グランプリを取るとは全く予想していなかった。最後の選評においても「なぜこの作品だったのか」ということについてほとんど言及されていなかったように思う。これで30年の歴史を閉じることになるキヤノン新世紀。もうメーカー主導イベントの時代ではなくなったということだ。

<2009年11月13日の日記から>

骨付き鶏の水炊き
日々英語漬け。一日最低でも4時間以上勉強している。教材として最近はずっと「ネバーエンディングストーリー」のDVDを見ていた。繰り返し繰り返しシーンごとに字幕と台詞を交互に見る。ゆっくり話しているし映像がきれいなので苦にならないところがいい。合間に「フルハウス」を見ると、こちらはマシンガントークだ。ミッシェルの笑顔に救われる(笑)
火曜日リコーの新製品GXRが出た。発表会に行きたかったのだが残念。噂だけだと思っていたのに驚いた。交換レンズが増える予定があるそうだから気になる。33ミリマクロは相当自信があるようだ。個人的には70ミリ相当の明るいF1.4 クラスのレンズがあると面白いのにな。フルサイズ一眼レフカメラに明るい標準ズームレンズを使っている理由のひとつにテレ側70ミリの焦点距離を使えることがある。ポートレートからランドスケープ、テーブルトップまでなんでも使える自分にとって一番好きな焦点距離だ。
単焦点で70ミリ近辺があるのはライカM型の75ミリF1.4 だけ。一眼レフレンズだと見当たらない。60ミリでは短くて85ミリだと長すぎる。一時APS-Cサイズのデジカメに50ミリを付けて使っていたのだが、今は2台ともフルサイズセンサーなのでズームレンズに切り替えた。
GXRのセンサーとレンズの一体型のメリットはそのセンサーにベストマッチなレンズを作れることにある。となれば既存の一眼レフカメラの性能を追い越す可能性は高い。
オリンパスE-P2も出たし、このサイズのカメラが面白くなってきた。そのうちフルサイズコンパクトも出るんじゃないか? たとえばシグマとか。フォビオンがフルサイズになったらかなり凄いことになるはず。無理か。でも「こうなったら凄い」はほとんど実現できてしまう世の中だから、絶対ないとは言えない。
写真表現の歴史はカメラと感剤の進化によって大きく変わっている。これまでもフィルムをその場で作る必要があった湿板から持ち運び可能な乾板へ。三脚が必要だったシートフィルムカメラから手持ち撮影が可能になったロールフィルムへ。モノクロからカラーへ。そしてフィルムからデジタルへ。撮影領域はそのつど劇的に広がり、表現も変わってきている。フィルムは好きだから絶対残ってほしいけれどデジタルに進化するのは歴史的に見て当たり前のことだから素直に受け入れられる。むしろデジタル第一世代から使っているわけだから。