新しいカメラ

朝 トマト野菜スープと玄米のリゾット

おやつ 安穏芋

夜 粗食、キュウリとオクラの黒胡麻和え

10月1日発売の新しいカメラといえばリコー「GR3x」。ついに40ミリレンズが搭載された。噂レベルでは常にあったが、とうとう実現した感じ。今年参加したGR座談会で設計者は「GRは28ミリ」と頑なだったのに。もうあの時点では40ミリ搭載が決まっていたわけだ。

GRとは馴染みが深い。フィルムカメラ時代から全ての機種を使っている。自分のものにしなかったのはフィルムカメラの「GR21」くらい。21ミリ超広角レンズ搭載のレア機。

GR3xも発売当日に手に入れた。40ミリの画角は今の自分にぴったり。実を言うとGR3は28ミリのため、僕が使っているiPhoneSEと画角が同じだから、つい携帯の方を取り出してしまうことが多かった。でも40ミリは大人の画角というか、28ミリよりも断然使いやすい。家の中を撮影して一番ぴったりの被写体は我が家のネコたち「雨と月」。距離がちょうどいい。29ミリだと寄らざるを得ないからちょっと歪むが、40ミリはいつもネコと接する距離でちょうどよく画面に収まる。間違いなくネコカメラだよ(笑)。今年前半のブームはハッセル、中頃はシグマだったが、後半はGR3xになりそう。

 

<2009年10月3日>

家にパンがあふれている。

 昨夜はある雑誌の休刊パーティがあった。創刊から18年、役目を終えて姿を消すことになった。

苦手なもののひとつにパーティがあるのだけど、創刊準備からしばらくの間、かなり深く関わっていたので顔を出すことにした。とはいえ、もう10年近くそこでは仕事をしていないので知った顔がいないのではと思っていたが、そこには創刊当時の編集者が集合していた。カメラマンやライターといった外部スタッフも懐かしい顔ばかりだ。一時期編集やスタッフでおそろいのユニフォームで野球チームを作っていたほど仲が良かった。社員だった編集者も多くがフリーになっていて、近況を聞くと皆一様に「大変だよお、今年に入って切実だね」。でもそう言って笑い合えるくらいならいいほうなのかもしれない。雑誌はだめで書籍をやっているものが多かった。カメラマンはいろんなことをやるというより、かなり特化した分野で生き残っているようだ。雑誌も総合誌から専門誌へとシフトしているから全体的な流れなんだろう。雑誌のカメラマンというジャンルがなくなってしまうのかなあ。取材は楽しいのに残念だ。

今、手もとにLUMIX GF1とオリンパスEP1がある。もっともどっちも人のものだけどね。近頃マイクロフォーサーズが気になる。さっきから持ち替えては試し撮りしているのだが、どちらも一長一短あって単純に「こっちがいい」とはいいづらい。両メーカーで相談してるんじゃないかと勘ぐりたくなるほどだ。

起動とオートフォーカスのスピードはGF1、操作性の良さとデザインはEP1が好み。分かったのは、ちょっと鈍いオリンパスのオートフォーカスは、パナソニックのレンズをつけると格段に解消するということ。デザイン的にもそのほうがあったりする。

色味はEP1のほうがこってりしている。GF1はあっさりかな。好みはGF1のさっぱり味。う〜ん難しい。