展示が終わるといつも気分が後ろ向きになる。なんでだろう?
こういう時には、なんでもいいからカメラマン仕事があると気が晴れる。
今使っているカメラは相変わらずキヤノンEOS5DMark3とソニーα7。どうやらEOSが新しくなるようだ。キヤノンからカタログが送られてきた。EOS5Ds。ついに5000万画素オーバー。ローパスレス高解像度モデルも発売だ。
5000万画素のクオリティが僕の仕事で必要となることはまずない。しかし5000万画素あれば、横位置で撮った画像を縦にトリミングして表紙用に使ったり、広めに撮っておいて一部を切り取ればシフトレンズ代わりになり、建築やインテリアの撮影で重宝する。
それを考えてか11-24ミリとという、とんでもないフルサイズレンズも同時に出た。これは11ミリフルで使うことを考えているわけではなく、トリミング前提と思った方がいいだろう。
合わせて新5Dsの1.3倍と1.6倍のクロップモードを使えばレンズの本数も減らすこともできる。
デジタルになって、撮影仕事の考え方がガラリと変わった。後処理前提で撮るなんて当たり前。フィルム時代にはありえないことも今では普通。
ロケで大型ストロボを使う機会はめっきり減った。LEDと小型ストロボをスレーブで使えば大抵のことはできてしまう。
かつて車と台車がなければ運べなかった撮影機材は、今ではリュックひとつに収まってしまう。カメラマンとしてはちょっと貧相だが車を使わずに電車で移動できるのはとっても楽。
実は5DsよりEOSM3のほうが仕事用として興味がある。3代目になったらEOSのミラーレスも練れてきているだろうから。
α7は好きなカメラだが、EOSと合わせて使うとどうしても色が合わせづらい。同じキヤノンなら合うはずだ。