人の手で取り壊すとうるさくないな

朝 大根おろしうどん

おやつ あんことアイスクリーム

夜 玄米のドライカレー、ホタテと野菜のオイル焼き、半熟卵

 

自宅の裏側のアパートが数日前から解体が始まっている。12年前に引っ越した時には住人がひとりいたようだが、その後数年で人の気配が全くなくなった。

そこから10年近く廃墟のような感じになっていた。この家に引っ越したときに「見えてしまう」のが数人遊びにきて、示し合わせたように「あの建物と関わるな」と言うものだから、ずっと気になっていた。

都心の住宅街の土地なんて、右から左に売れそうなものだが、このアパートは大きな道路に面しておらず、他の家の敷地のような細い道を通らないと出入りできない。

どのくらい細いかというと、ベッドは横にして運べない。したがって重機も入らない。壊すのは手作業になる。

おそらくヒンディー語を話している作業員が毎日歌を歌いながら作業中。

このアパートが取り壊されても、たぶん法律上新しい建物は建てることはできないはず。「死に地」と呼ばれるものだ。所有者が壊したのか、将来を見込んで誰かが買ったのか。

「関わるな」と言われた引っ越し当初は、確かにおどろおどろしい雰囲気が伝わってきたが、3年前くらいからそれがすっかり抜けて悪くない雰囲気になっていた。

最初は邪魔だと思っていた巨木も、いまでは愛おしくなってきているし。壊すと知ったときは、防犯上の問題もあるし良かったなと思っていたけれど、いざ取り壊しが始まると別の感情が出てくる。

 

<2006年9月17日の日記から>

湯豆腐、里芋の煮物

 

もう明日が出発だというのにまだカメラをどうするか悩んでいる。

Ariaに85ミリは決定に思えたが、プラナー85ミリF1.4 はあまりに重い。軽いボディにバランスがとれないのだ。でも85ミリの焦点距離は捨てがたいものがある。

で、フジヤカメラでプラナー85ミリF1.4 を下取りに出してゾナー85ミリF2.8 と交換。差額は5千円だった。

これでAriaとのバランスもバッチリ。田村彰英氏曰く「85ミリは1.4 よりF2.8 のほうが全然いいよ」。氏の言葉を信じたい。

もうひとつは当初GR-1を考えていたが、昨年モンゴルに持っていったヘキサーに心が傾いてきた。

ヘキサーをカバンに詰めて一日たったところで、「やっぱりライカCL」となる。AriaにCL、フィルムはトライXを30本!

それで決まりかというと、なんとなくGR-1が気になる。カラーネガを5本くらい…

多分出発直前まで悩んでいると思う。