「話し言葉のように撮る」

朝 バインミー、トマトスープ

夜 鯖寿司、キュウリと茗荷と海苔の黒酢サラダ、ピーナツカボチャとナスの煮物、豆腐のお汁

 

僕が主催する11月のルデコグループ展示に向けて、相談にくる人が多くなってきた。今日も学生がひとりやってきて2時間半くらい話をする。3年生ながら精力的に活動している。先日も学生主催のグループ展に参加していたし、11月のルデコに参加したあとは、個展も開く予定。すごいね。学生時代に何をやるかで10年後が決まる。学生時代にボーっとしていた僕は、その後失われた10年になったわけだ。

水曜日は配信の日。いろいろ資料を揃えて準備するのだが、今回配信状態が乱れて止まってしまった。再度入り直すもちょっとグダグダ。スティーブン・ショアの写真集紹介だったが、これはもう一度きちんと説明したいと思う。

どうやら“ヴァナキュラー“という言葉がキーワードになってきそうだ。本来フォークとかネイティブと同じ意味合いなのだが、アートや建築においては別の使われ方をしている。

今回ショアのインタビューなどをまとめていて「話し言葉のように撮る」という言葉が引っかかった。

書き言葉は頭の中のものがワンクッションおいて出てくるが、話し言葉は直接的。でもそこにクセは残る。その辺が写真的だ。

「2BChannnelラジオ」を続けることで、なんだか自分の写真に対するアプローチが定まってきそうな感じがしてきた。

 

<2020年9月17日の日記から>

週一度の銭湯通はもう2年になる。それだけは変わらないな。

 

銭湯帰りには、高円寺の「フジ」で定食を頼んでビールを飲む。

たった半年で今まで普通だったことが普通でなくなり、生活も随分変わってしまったな。

いかに「人を集め、密にするか」ということを考えてきた20年なのに、突然「三密禁止」と言われてしまって、あらゆることができなくなった。

ワークショップHは7期目が始まる直前で中止せざるを得なくなり、予定されていたイベントや地方ワークショップものすべて中止。さすがに当初はうろたえたけど、もう半年たってなれっこになってしまった。

ワークショップに使っていた部屋は模様替えを重ね、YouTube配信を考えたレイアウトになってしまった。たまに相談に来る人がいるけど、基本ひとりだけだから、以前のように10人入ることを前提とした部屋作りをしなくていい。

昨年9月からYouTubeを始めたおかげでというか、ZOOMを使ったオンラインでの打ち合わせや講座に移行するのになんの抵抗もなかった。

今打ち合わせで外に出ることはない。全部ZOOM。そして企業イベントに呼ばれるときも、基本的に人を集めるのではなく収録後に配信、もしくはライブ配信になる

となってくると、デスク周りは配信用の機材でえらいことになってきた。カメラを切り変えるスイッチャー、音声をミックスするオーディオインターフェース、そしてマイク、マイク、マイクの山。余裕で10本くらいある。

YouTubeを始める前に「動画は絵より音」とは聞いていたけれど、マイク問題は「沼」の様相を呈している。

コンデンサーマイク、ダイナミックマイク、ガンマイク、ピンマイク、ワイヤレスマイクと用途が違うから集めざるをえない。とくに『2B Channel』はインタビューが多いから撮影状態が常に変わる。もう試行錯誤の繰り返し。

パソコンは2015年モデルのMacbookPro15インチで、写真を扱うにはまったく問題ないスペックのものを買っていたのだが、動画編集となると厳しいことが増えてきた。

そして決定的な問題として外付けのカメラをZOOMやライブ配信に使おうと思ったときに、音声と映像の遅延がひどくて使えないのだ。3秒くらい遅れることがある。

これはPCの性能が原因なのか? グラフィックボードが遅いからか? いろいろ試してみたけど解決策はないようなので、2020年MacbookPro16インチモデルを注文してしまった。

あまりの高額商品に一晩寝付けなかったくらい。しかも昨日はヨドバシに行ってソニーのコンデジVZ-1も買ってしまった。他にも椅子を注文してしまった。で、あと今年中に必要(欲しい)のはインクジェットプリンターかな。

「キヤノンEOS R5」をあきらめたので、その代わりだと言い聞かせてるわけです