なんだかテレビでニュースを見ていると世界の終わりみたいな感じで、まるで映画ワンシーンのようだ。今週末から始めるよていだったHの7期は延期することにした。もう個人でどうこうできる状態じゃないね。
参加するはずのイベントも中止となったし、ワークショップもできないし、かといって時間ができたからどこか海外に遊びに行くというわけにもいかないよなあ。
いつもなら3月はアートバーゼルとブックフェアで香港に行くことになっているのだが、当然それも中止。やることないので、YouTubeの編集ははかどる。今は小林紀晴さんのインタビューの編集中。新しい写真集がどのうように作られたかを話してもらった。
動画の編集はやたらと時間がかかる。50分で集中が切れるので、10分間お休み。学校の授業と同じだ。あの時間割は結構理にかなっているのかも。その10分間は新しいカメラで遊んでいる。
『シグマfp』世界最小のフルサイズミラーレス機だ。専用レンズの45ミリF2/8 つき。あるシグマファンの方から貸してもらったのだ。
昨年の新製品発表会では大きな話題を呼んだ。でも発売されるとソニーのミラーレス機と比べられてしまって分が悪い。シグマのカメラを他のメーカーと比べるのはナンセンスなんだけどね。
もっとも僕もちょこっと触っただけだが「まあ、これを買うことはないな」と思っていた。
ところが実機を触っていくうちに、ちょっとづつ意識が変わり始めてきた。最初の評価が低かったせいか、すべてが加点方式になる。これが最初の期待値が高すぎるとちょっとしたことでマイナスポイントになるわけ。
今時手ぶれ補正もついていないし、静止画はまだしも動画でのAF性能はお世辞にもよくない。フラフラとAFが迷い、あげく盛大にピントを外すことが多い。
僕のインタビューの動画撮影でAFを使うことは難しそうだ。
静止画も2460万画素と今時のカメラとしては物足りない数字だ。これといった際立つものはないのだけれど、データをパソコン上で確認すると、びっくりするほど解像感がある。なんだかフォヴィオンぽいい。
そして圧倒的に気に入ったのがカラーモードの「CINEMA」と{ティールアンドオレンジ}。「CINEMA」は若干イエローが入っていて、昔のコダックフィルムの発色だし、人物撮影には{ティールアンドオレンジ}がぴったり。全体はシアンで顔色あけ黄色と赤が出る設定になっている。
まだまだ休み時間に部屋の中を撮っているくらいだけど、日に日にかわいく思えてきた。