三陸の魚をいただいたのでカレイをから揚げにする。メカブはどんぶり一杯あっという間。

横浜みなとみらいでやっているCP+に行ってきた。

CP+とは毎年この時期に行われるカメラメーカーが一堂に会し、新製品を展示するカメラショーのことだ。

実はCP+に行くのは初めて。昔々IPPFというプロ機材ショーが独立していた時は毎年行っていたものだ。入り口正面のブースは常に「コダック」。黄色いロゴが輝いていた。カメラメーカーだけでなく、ストロボやスタンド、特殊機材に背景紙など何時間いても飽きなかった、

今年のCP+はニコンオリンパスにシグマと会期ギリギリに新製品を発表したこともあって初日からものすごい人出だった。平日だからと甘く見ていたら入口は長蛇の列。

なんとか会場に入ると華やかな雰囲気で久しぶりにテンションが上がる。あちこちブースを回ってカメラをいじり倒す。オリンパスOMDは本当に昔のOMっぽい。ただしOM-1じゃなくてOM−10くらいの感じだが。エンジンもセンサーもE-P3からかなり進化しているらしい。評判のいいE-P3より自信があるというのだから写りが気になる。

そのほかではキヤノンの新型プリンターのデモがプロ会員向けに行われていたので参加してみる。デカイ。エプソンの1.5倍以上の大きさで、重量は27キロあるという。一人で持ち上げるのはかなりしんどい。

しかしその重量のおかげで各部の動きはかなりスムーズだ。印刷音が耳をそばだてないと聞こえない。12色インクは今までの倍以上のインク容量でランニングコストも低い。

今使っているプリンターはエプソンPX5500。そろそろ買い替えの時期だと思っていた。キヤノンの発売日は6月。エプソンキヤノンどっちにしようかな。

飯塚達央さんのリコーGXRブースでのトークショーを、最前列かぶりつきで聞く。新型APS-Cズームユニットの説明がメインだったが話を聞いていると気になってくる。相変わらずいい写真だ。

5時でイベントが終了すると、セミナーを受け持っていた講師写真家が集まって飲むというので混ぜてもらった。

ニコンキヤノンだと盛り上がっていると、その輪の中に28歳の女性カメラマンがいた。

「何のカメラ使っているの?」と聞いたら、彼女がバックの中から取り出したのはなんと「ライカM9」。もうこれ以上のカメラはない。すべての話はふっとんでしまった。M9を貸してもらって薄暗い店の中で1枚撮ると、ピントが彼女のまつ毛にちゃんと合っている。「これ、EOS1Dxよりピントが合うんじゃない」。

そのM9の彼女の彼氏もカメラマンだという。そこで彼氏は何のカメラを使っているのかという話に当然なる。皆「彼女はM9だが彼のカメラはキヤノン5DMark2」という落ちを待っていた。

ところが彼氏のカメラは「ライカM9P」。Pだよ、P。見たこともないよ。まいった。完敗だ。

その夜の主役は間違いなく彼女だった。

新製品ショーを見に行ったのにM9がすごく欲しくなった。