先週土曜日をもって「2Bとマンデリン」は無事終了。寒い中お越しいただいた皆様ありがとうございました。皆さんにプリントを買っていただいたおかげで、今年一年活動する資金ができました。とりあえずフィルムと印画紙仕入れないと。来年も1月にやることになっています。
3週間ずっと会場にいた。最初の1週間が大変で、半分を過ぎる頃に慣れてきて、あっという間に終わる感じ。平日の午後3時から5時はさっぱり人が来ないから会場が寒く感じる。
そんなときはインスタント味噌汁を作ってお弁当タイム。しみじみする。
数年前からよほどのことがないかぎり会場にいることにきめた。作者がいないほうが見やすいこともあるとは知ってはいるが、仕事だと思って朝からずっと座っているのだ。
冬青はメーカー系のギャラリーとは違って、見ず知らずのかたが来ることは少ない。ほとんどが顔見知り。もしくは何度か冬青に足を運んでくれているかただ。
なのでプリントを買ってくれるのも僕のことを知っている人ということになる。しかし毎回僕のことをまったく知らぬかたがプリントを買ってくださることがあって驚く。
今回も僕がいない土曜日の午前中に来てくれた、つまり僕と声も交わしていないかたが買ってくれた。しかも、初めて写真展なるものをを見にきて、写真が販売目的で展示されていることを知って、じゃあ買ってみようか、ということで購入されたとスタッフから聞いてちょっと驚いた。
今回の展示ではやはりノスタルジーのことが話題になった。どのようにノスタルジーを消化するかが数年来の問題となっているので、たくさんの人と話ができたのはありがたかった。
なんとなく次作の形が見えてきた。ノスタルジーを引っ張りながら今年も写真を撮っていくことになりそうだ。