歯医者も終了、長い原稿も書きあがった。すっきりした気分。

キヤノンは5DMark3じゃなくて、1DXを出してきた。http://cweb.canon.jp/camera/eosd/1dx/index.html

ある機種が統合されるという噂は前からあったが、てっきり5Dと1Dsがくっつくもんだと思っていた。だって報道用に1Dの高速連射はかかせないし、耐久性も必要だ。それに比べて5DMark2と1Dsは画素数も処理エンジンも同じだし、スペック上はあえて1Dsを選ぶ必要性が見つからなかった。

それとは別に1Dsの新機種は4000万画素までいくんじゃないかという噂もあった。理論的にはフルサイズの8分の1の大きさのセンサーで軽く1200万画素は作れるわけだから、その気になれば1億画素のセンサーだってあってもおかしくはない。それをカメラ内エンジンが読みだすのにかかる時間を待てればの話だが。

1Dxの1810万画素というのはよく考えてある数字だ。右肩上がりできた画素数戦争についに終止符が打たれた。プロが仕事で使うにも、もう画素はこのくらいで十分というキヤノンの見解というわけだ。

実はこれまでの2200万画素というのは僕にとっては若干持て余し気味だった。ポスターを作るのにもそんなに画素数は必要ない。離れて見るから印刷の解像度(線数)を落とすからだ。一番気を使うサイズは大型の雑誌の見開きだろう。その場合、2200万画素はオーバースペック。1200万画素だとちょっと足りない。1800万なら若干トリミングをしても十分画素数をまかなえる。ベストなサイズだ。

4000万画素から8000万画素の世界はフェーズワンや、リーフといった製品にまかせて、よりタフにより一眼レフとして使いやすくということなんだろう。

そして次に望まれるのはレンズの刷新。50mmなんて設計から25年近くたっている。35㎜も85㎜も標準ズームも全部新しくしたいところだ。

気になるのは5DMark3で、1Dxが来年3月の発売となると、次の機種は秋となる。となると1年後か。1Dxはおそらく50万円台。適正な価格だとは思うが、ちょっと高いな。

1DMark4や1DsMark3の中古の動向も気になるところ。とはいえまだ半年も先の話だ。

富士フィルムのコンパクト機X100は好調なセールスらしい。新しく出るX10も、まだカタログでしか見てないがブラックペイントライカのような匂いがする。「おやじホイホイ」だと思っていたX100は、6割近くがが女性ユーザーなんだそうだ。たしかに周りでも女性しか持っていないイメージがある。

来年は富士からミラーレス機を出すというアナウンスもあった。自前でセンサーを作れて、自前でレンズを作れる会社だ。もしかしたら「フルサイズミラーレス」なんてこともあるかもしれない。となるとそこへライカレンズが付いたらと考えると、これは楽しいではないか。