3度目の青森、下北半島へ。

今週は3回目の青森。

前回前々回は津軽が中心だったが、今回は下北半島に行ってきた。

もともと青森に行こうとしたのは、あるグループ展に写真を出すメンバーが2Bにセレクトの相談に写真を見せにやってきたことに始まる。

彼女は海外のものを出すつもりでプリントをつくっていて、それを2Bの大テーブルで皆でああでもないこうでもない、といつものようにやっていた。

ほかはないの?と聞いたらプリントはしてないけど、以前撮った青森のベタがあるという。青森も青森、本州の北の端っこに位置する大間の写真だった。「大間のマグロ」で有名なところだ。彼女の親族がいて、たまに行くという。

見せてもらったベタ焼きには、なんだか重く垂れ込めた雲が写っていて、同じ東北でも雰囲気が米沢とはまったく違う。なんだろ、空気の密度というか、とにかく重いのだ。

「これいいじゃない、大間に行ってみたくなった」と言ったのが青森行きの直接のきっかけ。漠然と北へ、と思っていたが青森は考えていなかった。当の本人は「既得権だ、早い者勝ちだ」とグループ展は大間の写真を出していたが(笑)

八戸から「青い森鉄道」に乗り換えて野辺地へ。そこから大湊線で終点大湊あたりまで行こうかと漠然と思っていたが、乗り継ぎが悪く2時間近く待たなければならない。調べていた時間と違っていたようだ。

駅前に出るとトヨタのレンタカー店が目に入った。2時間ここらで時間をつぶすよりいいか、と飛び込みでVITSを2日間借りることにした。どっちみち、大湊からは電車がなく、車を借りないとどこにもいけない。

実は車の運転が嫌いだ。いや、運転自体は嫌いじゃない。でも1時間もすると眠くなるのだ。緊張が持続しない。眠さを我慢して運転するのが嫌いなのだ。同乗者がいるわけでも急ぐわけでも、目的地があるわけでもないので眠くなったら車を止めればいいと思うことにした。