娘とふたり鍋

毎年どういうわけか誕生日が来ると花粉症の症状がピタリと収まる。

誕生日前はポケットティッシュ無しでは出歩けなかったのに今はもう平気。たま〜に、くしゃみがでるくらいだ。

米沢のプリントを2日間かけてプリント。ようやく調子が出てきた。「俺って天才!」と思えてきた。これで絞り、秒数、コントラスト、印画紙現像時間の基本設定が確立した。後はこのまま焼くだけ。基本的に覆い焼きも焼きこみもしないストレート焼き。こうなると焼くのが楽しい。

これまで焼いたプリントはゴミ箱へ。ここで大問題が発生。印画紙のストックがもう残り少ない。後120枚ちょっと。設定を出すのに使いすぎたようだ。

実は使っている印画紙がデッドストックのアグファ111。とてもいい印画紙だったが製造元のアグファ倒産。最後の流通分200枚以上を買ってあった。サイズは大四つ切。これで25カットのプリントを作るつもりだ。販売用も考えると残りを丁寧に使わないと。

でも「俺って天才」って思えたのは大きい。少なくとも自分くらいそう思えないと1ヶ月の展示は荷が重過ぎる。

7月の会期が近づくにつれ「作品できました?」と聞かれることが多くなった。実はまだギャラリー冬青には何も見せていない。何を撮っているかも言ってない。

昨年パリフォトの時「渡部さんは7月だから」と言われたきり打ち合わせもしてない。

7月の冬青の展示は撮り下ろし。初めての経験だ。