近頃時間を見つけてはモノクロフィルムの現像をやっている。今までほったらかしにしてあったCPP2というJOBO社の半自動現像機を使うことにしたのだ。
この機械のフィルムを巻きつけるリールが意外と面倒だ。慣れれば楽だと聞くが、いつも慣れないうちにやめてしまっていた。しかし今回は気合をいれて練習している。
昨年からモノクロ現像に再び目覚め、しばらくやっていたのだが、5月前から意識が完全にカラーに傾きモノクロをずっと撮っていなかった。
米沢を撮るのもずっとカラーだった。しかし前回の米沢のプリントをしている時にに突然憑き物が落ちたように意識がカラーからモノクロへと変化していった。
いつもそうだが理由が見つからないのに、急に方向性が変わってしまう。それはなぜかということが随分後になってから判明することが多い。
とにかく今は全面的に気持ちはモノクロなのでフィルム現像からやることに決めた。T-maxとトライXを代わる代わる現像してデータを出している。
それをプリントしてスタンダードを作っていく。今月も撮影に出るつもりだから急がなくてはならない。
結局今年7月の個展はモノクロ中心になりそうだ。